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るなのひとりごと : このお仕事と子育て
"るな”(って愛称だし呼び捨てにします)がいいこと言った。
やっぱりまず”オット”が子育てに協力しないと。
”オット”が早く帰り保育園に迎えに行ったり、参観日に出たり、運動会に出たりしないと”ツマ”は安心して働けません、キャリアもアップしません。
中井先生(Wikipedia参照)のこれはエッセイ集です。
比較的に高価なこういう本は何部くらい売れるものなのでしょうか。
固定読者が一定数いることは分かるのですが、それにどれくらい上乗せされるのかな。
マウスに遺伝子操作を加え下垂体の温度を0.5度ほど上げるとcore temperatureを0.5度ほど下げることができるのだそうですが、そうしたマウスはカロリー制限をしなくとも長生きするという報告です。
久々に休める休日でした。
家内と歩いていて市内の小さな映画館(小さい街ですがスクリーンは3つあります)で上映しているのを見つけて観たのがこの映画です。
あのような鉄火場で何を人間が何を考えているのかを考えていました。
戦争と云うより人間を描いた映画です。
エンドロールの写真は、もしやとは思いましたが、果たして、本物だそうです。演じている俳優がそっくりなのに驚きました。
考えているとlabのポスドクと例の写真をめぐっていろんな事を話したことを思い出しました。
来月には対になるもう一つの映画が公開されるようです。これも見ようと思います。予告編だけみると日本の戦争映画でのあの命題、個人か国家かというような問題が強調されていましたが、Eastwoodが監督なのだからそう単純なものでないと祈っています。
Flags of Our Fathers (film) - Wikipedia, the free encyclopediaが参考になりました。
Myasthenia gravis: past, present, and future -- Conti-Fine et al. 116 (11): 2843 -- Journal of Clinical Investigation
重症筋無力症の総説。
少し誤解していたことがありこの総説を読んでただされました。
これはすごいタイトルが。
anesthesia-resistant memoryって何だ。
とにかく読んでみます。
利根川進氏のcommunicationだけど..
Total intravenous anesthesia with propofol and remifentanil is associated with a nearly twofold higher incidence in postanesthetic shivering than desflurane-fentanyl anesthesia.
Propofolとremifentanilを用いたTIVAはfentanylとdesfluraneを持ちた麻酔に較べて術後のshiveringの頻度と程度が高いという報告です
ホントか
最新号の雑誌"Nature"に乳児(痛みを明示的に訴えることのできない幼いヒト)が痛みを感じているのか、またそうだとしていかにして”客観的に”それを知ることができるのかについての総説とは言えないくらい短い話題提供がされています。
よくある話だとも言えますが、なかなかよくまとまっているしreferenceもためになるものが多いです。
蘊蓄を得たからと行って臨床の現場ですることは変わりがないのですが..
Infant pain:Does it hurt?
これは胎児が痛みを感じるのかどうかに関する論文です。
JAMA -- Abstract: Fetal Pain: A Systematic Multidisciplinary Review of the Evidence, August 24/31, 2005, Lee et al. 294 (8): 947
Annals of Surgery - Abstract: Volume 244(3) September 2006 p 353-362 Surgeon Age and Operative Mortality in the United States.
外科医の年齢と手術成績の関連を見た論文。
術式やそれまでの経験なので一概に言えないようですが複雑なものになればなるほどやはり歳の影響は出てくるようです。
注文していた第三版が届きました。
1/3程読みました。旧版と厳密に較べたわけではないので違いは良くわかならかったのですが勉強になることには変わりがありません。
些末な蘊蓄や異論をうまく排しているところが優れていると思います。
多分翻訳が用意されているのでしょうが、英語も平易で翻訳を読む必要は無いと思うのですが..
勉強会の教材に適していると思います。
この本のサイトも用意されているようです。(参照)
Contaminated With Metal, a Painkiller Is Recalled - New York Times
なんてこったい
米国でアセトアミノフェンがrecall
Googling for a diagnosis--use of Google as a diagnostic aid: internet based study -- Tang and Ng, 10.1136/bmj.39003.640567.AE -- BMJ
googleでの検索を用いてNew England Journal of Medicineで提示された症例の診断をどれくらい正確につけられるかという研究
本日日帰りで、麻酔とはほとんど関係のない某財団主催の国際シンポジウムに参加してきました。
神戸より遠くに行くのは3年ぶりくらいではないかと思います。これはこれで情けない。”ユープケッチャ”(参照)みたいになってはいけないと思うのですがいかんせん...
それにしても東京はすごい。活気にあふれていて依然そこら中で建築ラッシュ。皇居のお堀沿いに会場まで歩いたのだがそこまででも工事中の建物がいくつかあった。
いつの間にか丸の内オアゾ/Marunouchi oazoもできていて入っている丸善はかなりよい。
小川洋子、山本容子にくわえて松岡正剛のサイン会もあるそうだ。東京は派手だな。
これからは八重洲ブックセンターまで行く必要もないのではないかと思った。
研修医が東京を目指すのも解るような気がしました。
八重洲口のfour seasons hotelの横やはりいまでも喫煙場所になっていましたね。これだけは今まで通り。
それにしてもANA国内線 - スキップサービスは便利だ。これもいつの間にか...
第四回がんとハイポキシア研究会は2006年11月17・18日に京大会館 で開催されます。
だだ今演題受付中です。
がんとハイポキシア研究会(参照)無事終了。
今回も盛会だったと思います。
今日のぼく
iMacのカメラで撮りました。
F.D.A. Will Allow Breast Implants Made of Silicone - New York Times
だそうである。
この記事是非読んでください。大変タメになります。
イヴァン・イリイチの"シャドウ・ワーク”が岩波書店から再出版されました。
大学に入学した年に読んでづっと手元に持っていたのですが両親の家に送り返してしまい今回新たに買いました。
イリイチの作った様々な造語の解説書のような本です。
シャドウ・エコノミー
シャドウ・ワーク
コモンズ
に加えて
「ヴァナキュラー」
「コンヴィヴィアル」
というような言葉に関して知ることができます。
イリイチは学校、医療などを特に取り上げ学校化によって学ぶことを忘れた社会、医療化によって自分で癒すことを忘れた社会などのような非自立化した社会が世の中を覆ってきているという分析を展開しています。
ウエストサイズがある数値より大きいと云うだけである症候群に分類され”治療’をする必要がある、また唾液中のある物質の濃度を測定されある数値より高いと云うだけでストレスを受けていると診断するとされる社会はどこかおかしいとは皆さんも感じるのではないのでしょうか。
イリイチは30年もまえからこんな主張をしていたのです。
家にいて夫や子供のために家事(イリイチのいうシャドウワークの一例です)に従事している女性があたかも社会から疎外された存在であると見なされるような社会-つまり影と見なされる社会-は現実に存在するわけですがあまり良くないと思います。
なんで”のだめ”が引っかかるんだろう。
椎間板ヘルニアの手術をしてもしなくとも結局同じと言うことを言っているのでしょうか。
Study Questions Need to Operate on Disk Injuries - New York Times
あることを考えていてぼくは結構VNSに注目しています。
A&Aにreviewが出ていました。
The Real Marriage Penalty - New York Times
身も蓋もない話。
日本も昔からこういう社会だと思いますけど。
第48回京都大学11月祭公式ウェブサイト
昨日の晩からうるさいと思っていたら始まっていたのですね。
NEJM -- Fetal Pulse Oximetry and Cesarean Delivery
New England Journal of Medicineから
Nellcor社が開発した胎児用パルスオキシメータOxiFirst N-400は2000年に米国FDAの認可を得ていたが有効性の確認のための研究を継続するという条件付の認可であった。
今回5341人の妊婦を対象にした研究が行われ、胎児の動脈血酸素飽和度のモニタリングにより帝王切開の比率に変化があるか、娩出された胎児の状態に差があるかどうかが検討された。
結果、モニタリングの有効性は棄却された。
という報告です。
すでにNellcorはOxiFirst N-400の発売を中止しています。
今日、勤務先の講座の開設50周年の記念行事がありました。
全国から同門の先生方が集まってくれました。
ちょっと疲れましたが、やって良かったと思います。
Special Online Collection: Hwang et al. and Stem Cell Issues
雑誌Scienceが幹細胞に関わる不正事件の総括を発表しています。
論文審査の厳格化なども盛り込まれています。
New York Timesでも取り上げられています。
Steps Urged to Prevent Fraud in Science Journals - New York Times
まあ科学論文なんて間違っていようが一般人にはどうってことないのですが、病院が発表する手術成績は間違っていたりしたらどんだ迷惑です。こういったことはきちんとした方がいいと思います。TVに出演しているスーパードクターだってホントはどうかわかりませんからね。
NYTには
A.L. East to Far East: Yankees Extend Rivalry - New York Times
こんな記事も
Hyperoxia causes angiopoietin 2-mediated acute lung injury and necrotic cell death - Nature Medicine
Ang2は低酸素でも誘導されるのでは。
またこれがヒトにも適応されるかどうかは検討の必要があるとおもいますけど。