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2005年06月18日

気が弱いので少し補足

先日、”肥大化して機能不全になりかけている組織”という題で書いたら何人かの方々にtrackbackもしていただきました。
短い文章だし少し舌足らずの部分もありぼくの言いたいことがそのまま伝わっていないのではという気もしますがそれはそれで読んだ方々が自由に解釈する権利があるわけですから。
それでもぼくは気が弱い人間ですので少し補足をしておこうと思います。

大学院生が”教授のネタ”で研究するのはぼくは当たり前だと思います。大学院生はあくまで学生であって院で研究のやり方を学んでいずれ自分のネタで研究できるようになる準備をしているのだとぼくは思っています。だから初めは教授のテーマでやるのは当然と思います。そもそも自分のテーマがありそれがすばらしくまた自分で研究を遂行する力があるのなら大学院など入る必要はなく研究費をとって自分で独立すればいい訳です。幸い最近は学術振興会の規則が変わり大学の教員でなくとも科学研究費の申請が出来るようになっています。4月まではぼくも別に大学の教員でない身分で科研費をもらっていました。

また大学病院が臨床を重視するならそれはそれで良いので研究部門を切り離して大学院など併設せず臨床に邁進すれば良いと思います。ポスドクなら良いけど院生としっかり話す時間が一週間に一回しかまたはそれ以下しかとれなければそれは学生を指導していることにはならないと思います。学生もまともな研究をしたければ指導体制、研究体制の整った所に初めから入って4年なら4年がんばることを強くお勧めします。その後研究を続けるもよし、臨床にキッパリ戻るもよし、ですよ。

まあこんなこともblogで独り言のようにつぶやいていたのではどうしようもないのですが..

投稿者 hif1 : 2005年06月18日 21:08

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