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2005年07月29日

これは必読

Evaluation of bioavailability of nitric oxide in coronary circulation by direct measurement of plasma nitric oxide concentration -- Neishi et al., 10.1073/pnas.0501392102 -- Proceedings of the National Academy of Sciences
これってなかなか凄いテクノロジーだね。

投稿者 hif1 : 21:47 | コメント (0)

the Tumor Metabolism Summit 2005

Threshold Tumor Metabolism Summit
こんな学会があるそうです。
俺はいけないけど。


投稿者 hif1 : 19:52 | コメント (0)

2005年07月27日

論文完成の道

柳田充弘の休憩時間 Intermission for Mitsuhiro Yanagida "大学院生の学位論文への道 Road to Doctoral Thesis for Grad Students"
柳田先生もぼくと似たやり方をしていることを知って少しホッとしました。
とくに


わたくしのラボでは、英文の論文の下書きを頼む場合もありますが、大抵はデータ整理、図表の作成、それからわたくしと連日公表データの最終判断でギリギリの議論が始まります。どうしても公表したいが、しかしこのデータではレフェリーは納得しないだろうという判断になれば、また実験をやり直して貰います。さらに、データの細部の検討、複数回実験はしてますので、どのデータを公表するのが、もっともフェアーかのこれもギリギリの議論と判断が始まります。
なぜここでギリギリとかいう表現をするのかというと、院生側から見ればもうやっとこれで実験段階は終わり公表になったはずなのに、議論する過程でまたまた実験をやりなおしたり、新規にやらなければならないという判断がおりたらやはり相当なショックでしょう。
さらに最終段階でいろいろ細かい指示が「あめあられ」のように頭に降りかかってきます。
論文書き始まってからも、過酷と思えるような指導者の要求を何ヶ月も経てやっとこ最終的な投稿材料が揃うわけです。今の若者は基礎体力がおちてきていると思います。ですから、わたくしも本人の顔色を見ながら、倒れたり病気にならないようにやってるつもりです。

ここら辺。

投稿者 hif1 : 20:12 | コメント (0)

2005年07月24日

7連覇達成(今の段階では多分)

Lance Armstrong 、今年もやりましたね。7連覇ともなるとNew York Timesでも例年にもまして詳しく報道していましたね。当然ですがDiscovery Channelでくわしく繰り返し番組やっていましたし。
毎日観戦できた訳でないのですが、要所要所のステージがうまい具合に土日に重なって今年も楽しめました。
TVで走っているのをみているだけですがなかなかいろんな事を考えさせられます。

[追記]
結局7連覇達成。パリも表彰式の時には晴れていたようです。
NYTでも凄い扱いですね。当然といえば当然か。

投稿者 hif1 : 21:18 | コメント (0)

2005年07月22日

論文が出ました

Opioid receptor stimulation does not affect cellular hypoxia-induced gene responses mediated by hypoxia-inducible factor 1 in cultured cell lines Journal of Anesthesia, vol. 19, p263 (2005)
ぼくらの論文がpublishされました。

Abstract Hypoxia induces a series of adaptive physiological responses including gene inductions. Hypoxia-inducible factor 1 (HIF-1) is a master transcription factor that regulates hypoxia-induced gene expression to maintain homeostasis in the living body. Opioids are potent analgesic agents that are widely used in clinical practice. Therefore, we investigated the effect of opioids on HIF-1 activity. SH-SY5Y human neuronal cells, which express opioid receptors intrinsically, were cultured under 1% or 20% O2 conditions with or without treatment by DAGO, DPDPE, or U-50488, which are the selective agonists of µ-, δ-, and κ-opioid receptors, respectively. Expression of subunits of HIF-1, HIF-1α, and HIF-1β were examined by Western blot using specific antibodies. Expression of the HIF-1-dependent gene were investigated by reporter assay. None of the selective agonists of opioid receptors tested affected HIF-1 activation by hypoxia. Therefore, it is suggested that opioid receptor-mediated signals do not affect HIF-1-dependent cellular hypoxia-induced gene responses.

投稿者 hif1 : 07:38 | コメント (0)

2005年07月21日

redox therapyの落日

JAMA -- Abstract: Perioperative N-acetylcysteine to Prevent Renal Dysfunction in High-Risk Patients Undergoing CABG Surgery: A Randomized Controlled Trial, July 20, 2005, Burns et al. 294 (3): 342
redox therapyの落日
vit.EとかNACとか最近パットしませんね。
某大学の探索医療ではまだこだわっている人もいるようですけど。
でも信じる者は救われるというか、positive dataが出るから不思議です。

投稿者 hif1 : 07:40 | コメント (0)

2005年07月19日

”初めての指導医”

医学書院/週刊医学界新聞
同じ新聞の研修医版に”初めての指導医”というタイトルの座談会が掲載されています。読んですこし笑いました。みなさんも読んだら笑うと思います。
はじめての子育てという感じで指導医に接しろと書いてあるように読み取れました。これがいい指導なのかは解りませんが少なくともぼくの考えとは違います。ぼくがダメな指導医なのはそのせいかも。
だからといってやっぱり”怒った翌朝さわやかに”おはようと”いう”様な芸当を意識してはしたくないと思う、ぼくは。趣味にあいませんよ。
もう一点思ったことは、カリスマ指導医の指導を見てみたいなということです。塾や予備校のカリスマ講師みたいなノリなのでしょうか。

投稿者 hif1 : 17:05 | コメント (0)

”麻酔科医のマンパワー不足を考える”討論会

医学書院/週刊医学界新聞
医学界新聞というのが医学書院から出ていて、なぜかぼくの所に送られてきます。最新号に"麻酔科医のマンパワー不足を考える"というタイトルの記事があります。”東京麻酔専門医会総会”での討論会を題材にしています。
なかなか問題が整理されていてわかりやすかったような気がします。

投稿者 hif1 : 17:01 | コメント (0)

2005年07月18日

fentanyl patchのoverdoseによる死亡報告

FDA Issues Public Health Advisory on the Fentanyl Patch
こんなことがあるんですね。


投稿者 hif1 : 23:10 | コメント (0)

Synergistic effect of hypoxia and TNF-alpha on production of PAI-1 in human proximal renal tubular cells

Synergistic effect of hypoxia and TNF-alpha on production of PAI-1 in human proximal renal tubular cells: Kidney Int, Vol 68, Issue 2, pp. 569-583 (2005)
福井大学の先生方との共同研究が出版されました。


Background. Chronic hypoxia has been newly proposed as a common mechanism of tubulointerstitial fibrosis in the progression of various chronic inflammatory renal diseases, where plasminogen activator inhibitor-1 (PAI-1) plays an important role in the accumulation of extracellular matrix (ECM) through inhibition of plasmin-dependent ECM degradation. In the present study, we investigated the presence of PAI-1 in renal tubular cells by immunostaining renal biopsy samples. We also closely examined the effects of hypoxia and tumor necrosis factor- (TNF-) on PAI-1 expression in cultured human proximal renal tubular cells (HPTECs).

Methods. Confluent cells growth-arrested in Dulbecco's modified Eagle's medium (DMEM) for 24 hours were exposed to hypoxia (1% O2) and/or TNF- at 10 ng/mL for up to 48 hours. Amounts of PAI-1 protein and mRNA after stimulation were measured by enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) and TaqMan quantitative polymerase chain reaction (PCR) or cDNA array analysis, respectively, and compared to those in cells incubated under control conditions (18% O2 without TNF-). Hypoxia-inducible factor-1 (HIF-1) was demonstrated by immunoblot and immunofluorescence analyses. Human PAI-1 promoter activity was estimated by luciferase reporter gene assay.

Results. In crescentic glomerulonephritis, clusters of proximal tubules were specifically stained for PAI-1. cDNA array analysis identified PAI-1 as a major gene highly induced by hypoxia in HPTECs. Treatment of 24 hours with hypoxia, TNF-, and their combination induced a 2.8-fold, a 1.8-fold, and a 4.6-fold increase in PAI-1 protein secretion, and produced a 3.6-fold, a 3.3-fold, and a 12.1-fold increase at the PAI-1 mRNA level, respectively. Immunoblot analysis and immunocytochemistry revealed that hypoxia-inducible factor-1 (HIF-1) was markedly accumulated in the cell lysates and exclusively translocated to nuclei after 16 hours' exposure of HPTECs to hypoxia but not to TNF-. Luciferase reporter gene assay showed that hypoxia, TNF-, and their combination increased PAI-1 transcription activity by 1.8-fold, 1.4-fold, and 2.2-fold, respectively. A dominant-negative form of HIF-1 significantly suppressed PAI-1 transcription activity induced by hypoxia. Inhibition of nuclear factor-B (NF-B) caused a moderate decrease in PAI-1 production under hypoxia.

Conclusion. Hypoxia induces PAI-1 expression via remarkable nuclear accumulation of HIF-1 and partially via NF-B activation in HPTECs. TNF- can synergistically enhance this hypoxia-induced PAI-1 expression.

投稿者 hif1 : 20:57 | コメント (0)

”勝ち負け”をはっきり知る

レジデント初期研修用資料: 産科の崩壊の雪崩
から。

麻酔科でも最近”崩壊の雪崩”的な出来事が全国で起きていますよね。
麻酔科医がいなくなった病院が続出。
理由は個々で異なるはずだが、病院や外科系医師の麻酔科という診療科への理解が足りない病院ではそのような雪崩が起きるという傾向があるようです。
最近、身近な病院でもそのような出来事がありました。また従来の常識では崩壊などという概念がなさそうな病院というか大学でも一種の崩壊が起こっています。

さて”産科の崩壊”では


ほんの3年程度の間で、何が変わったのだろうか?
勤務条件自体は、当時も今も、それほど大きな変化があったとは思えない。出産の数、合併症妊娠の数なども、たぶんそんなに激変は無い。
訴訟リスク?たしかに大きな要因かもしれない。それでも、産科には昔からこうしたリスクはつきもので、リスク承知で仕事をしなくてはならないのは今も昔も変わらない。この数年で、産科を取り巻く環境を激変させるような、何か大きな訴訟があったわけでもない(と思う)。
いずれにしても、はっきりと「これ」という、誰もが納得できる原因というのは見つからないような気がする。

ということであるがこれは”麻酔科の崩壊”とはすこし事情が異なるような気がします。麻酔科領域では確実に麻酔症例数が増えているという現実があると思うし、乗っていた船を降りた麻酔科医は多くの場合麻酔科医を続けているということもあります。

それでも


情報が見えないと、人は自分を疑う。他人の芝が青く見え、自分の居場所が醜く見える。
以前働いていた病院では、「事務方に対する嫌がらせ」として、医師全員の給与明細をみんなで医局に張り出した。誰が不当に多くもらっているのか、誰が働きの割に報われないのか。全てをオープンにすると、自分の立ち位置がよく分かった(一般内科がダントツで少なかった…)。
同じことを日本中でやる。個々の病院の「忙しさ」の程度、給料、当直回数などをネットで公開する。多くの医師が、自分の置かれている状況、それに対する自分の考えかた、状況の受け止めかたをblog等で公開する。自分が今働いている施設は、全日本レベルで見て「どう」なのか、全ての医師が自分の太刀位置が分かるようにする。
~中略~
情報を公開するということは、自分の環境に順位がつくということだ。そこには必ず勝者と敗者とが出現してくる。その順位を見て、辞める医師もいるかもしれない。一方で、その順位を見て、自分のいる施設の条件の良さを見直す医師も出るかもしれない。自分の順位をどう受け止めるのか、それは個人の価値観次第だろう。いずれの方向に行くにせよ、お互いの情報が明らかになれば、「わけの分からない雰囲気」に飲まれた産科崩壊の雪崩は止まるのではないか。
どこまで効果があるのか分からないけれど、コストがゼロであるという利点は大きいと思う。

という方法はなかなか良いのではないかと思う。

麻酔科領域でも”勝ち組と負け組”があるのだそうであるが、はっきり言ってぼくにはなにがその指標になっているのかよく解っていない。収入が多くて、休みの多い病院に勤めている麻酔科医は勝ち組なのか。毎日同じ病院で判を押したように麻酔をしているので沖縄で行われているセミナーにも出れない麻酔科医は負け組なのか。また果たして自分はどっちなのか、とかそういったことがよく解っていない。
多分多角的に情報を知れば”勝ち負け”って何かとかそういったことが解ってくるのだと思う。

しかし
柳田先生のblogでも
(権力、名誉、富  Power, honor and wealth)


開業医師も地方によっては名誉と富の両方を得ることは相当に可能なようです。

といわれているのですが開業医ってそんなに儲かるのでしょうか?

投稿者 hif1 : 18:56 | コメント (0)

これからは耳鼻科だそうです

昨日図書館で雑誌を久しぶりに読んでみた。

おもしろかったのは
文藝春秋8月号の特集。


日本のお金持ちと学歴大研究
橘木俊詔

日本ではとくに地方では”お金持ち”になるには開業医になるのが手っ取り早いと書いてあります。
丁寧に”お金持ちの”実例も挙げてあり、眼科医として”お金持ち”になった人がこれからは耳鼻科だとご託宣をしておられました。
弁護士というのは意外に儲からないのでしょうか? 節税がうまいだけなのでしょうか?
まったく品のないエントリーで済みません。

心温まる対談もありました。


本屋の娘と息子「至福の読書」
本に埋もれて育った二人。人は読書で磨かれる
林真理子/丹羽宇一郎

です。

投稿者 hif1 : 15:13 | コメント (0)

2005年07月15日

論文の引用回数

雑誌にはimpact factorという数字がついている。米国のトムソンサイエンティフィック(Thomson Scientific)という会社が計算して毎年発表している数字です。この数字で雑誌の”格”が決まったりします。
でもこの会社はもっと多様なデータを提供してくれています。
つまり


 収録データ
• 被引用誌リスト(Cited Journal Listing):その雑誌がどの雑誌に引用されているかがわかります。
• 引用誌リスト(Citing Journal Listing):その雑誌がどの雑誌を引用しているかがわかります。
• インパクト・ファクター(Impact Factor):その雑誌について、対象年の前2年間にその雑誌に掲載された論文が他の論文に引用された総数を、対象年の前2年間にその雑誌に掲載された論文の総数で割って算出した数値です。
この数値が高いほど、影響力の高い論文を収録しているといえます。
• 最新文献指数(Immediacy Index):その雑誌について、対象年中に発表された論文が引用された総数を対象年中に発表された論文の総数で割って算出した数値です。
ホットな論文を多く掲載している雑誌ほど高い指数を示します。
• 被引用半減期(Cited Half-Life):その雑誌が引用された回数の各年毎の累積が、引用された総数の50%に至るまでに何年遡るかを表します。
この値が小さいほど新しい掲載論文が多く引用されており、逆に大きいほど年数を経た掲載論文も引用されていることになります。

などです。

この会社は、ある論文が他の論文に何回引用されたかとかのデータも提供しています。impact factorが小さい雑誌の論文でも引用回数は多いという場合はよくあります。
例えば
FUKUDA K, KATO S, MORI K, et al.
PRIMARY STRUCTURES AND EXPRESSION FROM CDNAS OF RAT OPIOID RECEPTOR DELTA-SUBTYPES AND MU-SUBTYPES 
FEBS LETTERS 327 (3): 311-314 AUG 2 1993
引用回数:232
なんてすばらしいですね。

その論文の真の”Impact”はこの引用回数で決まるといっても間違いではありません。いくら論文数が多くても引用回数が低い論文ばっかり書いていてはゴミを世の中に掃き出しているようなものだと言えなくもないということもありますと控えめに言ってみています。
また自分の論文の引用回数がその雑誌のimpact factorを下回っている場合、その論文はその雑誌の”足を引っ張っている”ことになります。
だから個々の論文の引用回数が重要です。その個人の平均引用回数を計算したらその人がどれだけコンスタントにimpactの高い論文を書いているかが解るわけです。

投稿者 hif1 : 00:54 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月13日

NOで細胞が死ぬ理由

S-nitrosylated GAPDH initiates apoptotic cell death by nuclear translocation following Siah1 binding - Nature Cell Biology
これは興味深い論文です。各方面で追試が行われていることと思います。
分子同士の思いもよらない会合が様々なシグナルを生み出していくわけでこういった発見はknockout miceを使った様な研究からは出にくいかも知れません。

投稿者 hif1 : 22:34 | コメント (0) | トラックバック

解決すべき問題を明らかにする

PUBLIC HEALTH: Gates Foundation Picks Winners in Grand Challenges in Global Health -- Cohen 309 (5731): 33a -- Science
Bill Gates君なんと$437 million寄付して世界の公衆衛生の改善を推進するそうです。
この記事にもあったのですがGates君は公衆衛生が克服すべき10大問題などのようなものを設定してそれを優先的に解決するようなやり方が良いのではないかと言っているそうです。たまにはGates君も良いことをいいますね。
麻酔科学にもそういった形式の問題提起が必要だと思う。

投稿者 hif1 : 22:16 | コメント (0) | トラックバック

炎症性の疼痛とNeuropeptide B

From the Cover: Neuropeptide B-deficient mice demonstrate hyperalgesia in response to inflammatory pain -- Kelly et al. 102 (28): 9942 -- Proceedings of the National Academy of Sciences
これはおもしろい。
でも
ScienceDirect - Brain Research : Anti-hyperalgesic effects of intrathecally administered neuropeptide W-23, and neuropeptide B, in tests of inflammatory pain in rats
も凄い。


投稿者 hif1 : 22:03 | コメント (0) | トラックバック

全米病院ランキング

USNews.com: Health: America's Best Hospitals 2005
またまたJohns Hopkins Univ. Hospitalが総合一位。そんなに良い病院かな?

投稿者 hif1 : 21:55 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月12日

題名だけみて凄くびっくりした

Activation of hypoxia-inducible factors in hyperoxia through prolyl 4-hydroxylase blockade in cells and explants of primate lung -- Asikainen et al., 10.1073/pnas.0504520102 -- Proceedings of the National Academy of Sciences
題名だけみて凄くびっくりしたが論文を読んでみて納得というかこうなるだろうと思う。

投稿者 hif1 : 15:01 | コメント (0) | トラックバック

緑茶の抗ガン作用

FDA Issues Information for Consumers about Claims for Green Tea and Certain Cancers
まあ当たり前の結論だと思いますけど。


投稿者 hif1 : 09:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月11日

山を越えて進む

このところ全然blogがかけていません。いろんな原因があるのですが、すこし集中して作業しないといけないことがいくつか重なるとそれに割ける時間が少ないのでどんどん余計なことまで頭が廻らなくなってしまうということが一番の原因です。
それに二時間しか眠れない日とか翌日9時まで働き続けるとかあるとてきめんに脳力が落ちてしまいます。もう若くないのだなと思う瞬間でもあります。
作業もやっと一段落ですが、今週もう一つ山があって来週の月曜日にも朝から集中したいこともありしばらくまともにエントリーを追加できないかも..
大した高さの山でないのですが越えて進む以外に方法はないね。

さてTour de France 2005ですが、昨日のステージ凄かったですね。よく逃げ切ったよあの山岳ジャージーの人ですけど。

投稿者 hif1 : 21:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月06日

Nrf2とairway inflammation

Disruption of Nrf2 enhances susceptibility to severe airway inflammation and asthma in mice -- Rangasamy et al. 202 (1): 47 -- The Journal of Experimental Medicine
気道過敏性のredox制御。
ストレス応答と気道過敏性。

投稿者 hif1 : 23:01 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月05日

125 questions:what don't we know ?

125th Anniversary Issue: Science Online Special Feature
Science、今年で創刊 125年だそうです。
というわけで125 questions:what don't we know ?
です。
未だ解明されていないfundamental な 科学上のquestionsを集めています。
その中で、堂々
How do general anesthetics work?
Scientists are chipping away at the drugs' effects on individual neurons, but understanding how they render us unconscious will be a tougher nut to crack.
 というのが入っています。
しかも
What causes schizophrenia?
 より上位。

[追記]
でも
What Is the Biological Basis of Consciousness? -- Miller 309 (5731): 79
というのもあって(こっちはtop25 questionsの二番目)これがわかならいとunconsciousnessもわからないすなわち麻酔もわからないのでしょうか?

投稿者 hif1 : 21:51 | コメント (0) | トラックバック

ぎゃー

HIF-1{alpha} expression regulates the bactericidal capacity of phagocytes -- Peyssonnaux et al. 115 (7): 1806 -- Journal of Clinical Investigation
実験、計画していたのにな-
やっぱり誰でも考えることを考えていてはダメと言うことでしょうか?

投稿者 hif1 : 18:31 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月02日

Raku-Yu


今日、医局の集まりが京大の時計台の下でありました。独法化に合わせ時計台も大改築でとってもきれいな観光名所となっているようです。
そこに置いてある京大のPR雑誌Raku-Yuはとてもおもしろいです。
京都大学-広報・刊行物 Raku-Yu
英文雑誌なのですが読み応えあり。
4月号にはあの柳田充弘先生も登場、裏表紙には進々堂も登場ということでなかなか良いです。
読んでみてください。これで京都に興味を持った人はいつでも来てください。

投稿者 hif1 : 20:45 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月01日

ちょっとおどろいた

NIKKEI NET:主要ニュース: タカラバイオ、米医療機器大手BDから研究用試薬事業を買収
ちょっとおどろいたが冷静に考えれば66億だしね。
しかしBDは利益たったの3000万円の企業なんだ。

投稿者 hif1 : 21:53 | コメント (0) | トラックバック