« 2006年01月 | メイン | 2006年03月 »

2006年02月26日

夜、集中するために

夜中までコンピュータの前で作業をしていると、エアコンとかコンピュータのブーンという音が気になります。気にするとどんどん気になりイライラしてきます。
これを解消するために昨年清水の舞台から飛び降りたつもりでBose(R) QuietComfort(R)2(クワイアットコンフォート2)アコースティック・ノイズキャンセリングヘッドホンを購入。
ヘッドフォンですが、音楽を聴く必要は必ずしもありません。スイッチを入れると静寂が訪れます。

今日、ニュース番組を観ていたら荒川静香さんがつけていたヘッドフォンも実はこれだと報道していました。
これはいいですぜ。

投稿者 hif1 : 19:06 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月25日

新病棟

こどものおいしゃさん日記 おおきくなりたいね : 京大病院に70億円
痛快なアイデアですね。
こんなことができるような雰囲気ができたらうちの病院も(もっと-とかくべきか)良くなっていくと思います。
やっぱり病院はsoftware的な面が重要ですよね。
地下の売店を何とかするとか今すぐできることも多いよね。
個人的には 24時間営業のまともな院内カフェテリアと有料でも何でも良いので24時間開いている院内銭湯つくって欲しいです。
○両の出前に毎回1000円も出すのは値段も高く健康にも悪い、と思います。
いまの病棟も天井が低い-階段の段数が少ない-エレベーター無しで駆け上がれるといった良い面もありますけど..
また新病棟完成までいるかどうかも分かりませんけど..

投稿者 hif1 : 10:10 | コメント (0) | トラックバック

これは負け惜しみか

女子figure skateの結果についてNew York Timesに論評が載っています。
こういう見方もあるのかと思いますが、負け惜しみと日本人には思えます。競技なのでその日に勝ったものが総取りするというのは世の習いということになると思うのですが..
日本の報道でも新採点法の影響を指摘するものもあります。ホントの所どうなんでしょう。
今日の朝、exibitionを見ましたが堂々としていて立派なOlympic championだと思いましたけど。
A Night of Nerves Is Settled on a Turn of Elegance - New York Times

投稿者 hif1 : 09:52 | コメント (0) | トラックバック

XMRV

Scientists Find Virus in Some Prostate-Cancer Patients - New York Times
前立腺癌の患者さんから新種のvirusが単離されてガン発生に関わっているかもという話です。
PLoS Pathogensに発表される予定とのこと

投稿者 hif1 : 09:35 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月23日

麻酔科の場合どうなの?

小児科避ける新人医師、志望者が4割減 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
麻酔科学会ではこういった調査をしているのでしょうか?


投稿者 hif1 : 21:00 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月22日

血小板と炎症

Platelet depletion in mice increases mortality after thermal injury -- Fujimi et al., 10.1182/blood-2005-09-3776 -- Blood
血小板が炎症の制御に果たす役割の解析です。
おもしろいです。こんな事よく考えついたなーと思います。

投稿者 hif1 : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

いよいよ来週です


第三回目いよいよ来週です。といっても集中治療学会ではありません。
”がんとハイポキシア研究会”です。
大阪で開かれます。
詳しくはここ
がんとハイポキシア研究会

投稿者 hif1 : 21:38 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月21日

よし!!

任天堂の山内溥氏、京大病院に新棟建設70億円寄付 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
よし。
ここもなんですよ
芝蘭会館 山内ホール

投稿者 hif1 : 21:01 | コメント (0) | トラックバック

test

testです

投稿者 hif1 : 20:34 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月20日

”教養としての医者語”

週刊医学界新聞という名前の新聞が医学書院から出ています。送って下さいとお願いしたつもりはないのですが毎週なぜか送っていただいています。
著者に偏りはあるもののバランスの良い編集で毎号結構楽しみにしています。
内田樹先生と春日先生の対談とかも過去にはあり、現在でも春日先生の連載も続いていてこんなのタダで読ませていただくのが申し訳ないような内容です。

今日紹介するのは教養としての医者語 という連載です。著者はD・ゲンゴスキーです。
ウケをねらいすぎているきらいがなきにしもあらずと言う気もしますが気にせずに読めばそれなりに楽しめます。
教養としての医者語 〔第1回〕 医者語とは
教養としての医者語(2) 老先生の手紙
以上の二回分が発表されています。

ドイツ語でなくとも英語でも意味不明な略語はたくさんあります。

読み方がおかしな時もあります。
JALやANAを”ジャル”とか”アナ”と読むことからの類推でしょうが、AktやAskを”アクト”とか”アスク”と読む日本人がいてはじめは何のことかわかりませんでした。
アメリカ人でもNFATなんて”エヌファット”と読んだりしますからここまで来ると何にがなんだかわかりません。
ではFIHはどう発音すると思いますかというのがクイズです。

投稿者 hif1 : 13:57 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月19日

続報

Molecular Cell -- Liu et al. Hypoxia-Induced Energy Stress Regulates mRNA Translation and Cell Growth
やはり皆考えることは同じ。解かれるべき問題は誰かに解かれる。

hypoxia research::blog: 解かれるべき課題
で紹介した
Gene expression during acute and prolonged hypoxia is regulated by distinct mechanisms of translational control
と基本的には変わることのない論文。
どちらかといえば後者の論文がぼくは好きです。

投稿者 hif1 : 23:25 | コメント (0) | トラックバック

エアロゾル化した薬剤で薬物中毒になる!?

ぎょっとするような論文を読んだので紹介します。
Second-hand exposure to aerosolized intravenous anesthetics propofol and fentanyl may cause sensitization and subsequent opiate addiction among anesthesiologists and surgeons.
内容ですが、静脈から投与されるpropofolとかfentanylがエアロゾルとなって手術室の空気中に検出され(これは実験的な事実)これを吸入する機会の多い麻酔科医とか外科医が薬物中毒になりやすいのだという仮説を展開しているというものです。

大学から論文のfileを入手できました。ホントは良くないのでしょうがこんな雑誌を購読している病院も少ないと思います。興味のある先生方のために3日間だけここに置いておきます。偶然見つけたことにして読んでください。
[追記]
予告通りfileは削除しました。

投稿者 hif1 : 17:45 | コメント (0) | トラックバック

個人の問題か?

癒着胎盤での帝王切開は未経験…逮捕の産婦人科医 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
くわしく状況を知らないので何とも言えないのですが、例えばJR関西の脱線事故でも運転手個人と言うよりは組織の体質とかなどのシステムの欠陥に原因を帰着させようとすることが行われました。
今回の様な”事件”でも、組織としての問題が問われないのは非常に不思議です。
手術に及ぶまでの勤務状態などはどうだったのかとかそういったことに踏み込んだ報道がないのはまったく残念です。
当直明けに麻酔を4っつも看ていたらぼくでも短期記憶が障害されてどの研修医とどの部屋でどんな麻酔をしてるのかわからなくなるときがあります。
不幸な事故から学んでシステムの問題をチキンと解決していただきたいなと思います。


投稿者 hif1 : 12:19 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月18日

CoCl2がキサンチン酸化酵素を活性化する!?

Xanthine Oxidase-Dependent Regulation of Hypoxia-Inducible Factor in Cancer Cells -- Griguer et al. 66 (4): 2257 -- Cancer Research
どんどん複雑になっていきますね。
でもこれは一回位は検証しておきたいですね。自分たちでも

投稿者 hif1 : 20:23 | コメント (0) | トラックバック

”天才に学べ”といわれても..

金曜日、当直明けにもかかわらず金曜日緊急手術の嵐でした。よく考えたらぼくが当直明けだということと緊急手術が入ると言うことに何の関連もないのですからしようがないと言えばしようがありません。
さてまた図書館で雑誌あさりです。
文藝春秋_060301
芥川賞小説掲載号。
一番おもしろかったのは
「心の貌 昭和事件史発掘」
柳田邦夫、堀田 力、内田 健三 各氏の鼎談。
堀田氏の発言がおもしろい。造船事件が汚職文化の変わり目だという説に妙に納得しました。
現代人必携 日本の常識44
常識#36 はリリーフランキーさんです。ある特定の人物が「常識」になっているのは彼だけなのです。解説は、本上まなみさんで、この解説だけを立ち読みするだけで今月号の文藝春秋は良いのではないでしょうか。
皇室問題は読んだだけ時間の無駄でした。

BRUTUS ONLINE
今週の特集は「天才たちに学べ」

年若い天才も何人も登場。このような「天才」には本当の天才と、歳が若いので凄いというのと二通りあるでしょう。画家のアキアナ・クラマリックは本当にすごそう。

よくわかることは、当直で少しくらい働いたからといってぶーたれているぼくは、もう終わっていると言うこと。「天才」が、塾の講師より安い時給で働いていると言うことはあり得ませんよね。
また明日も丸一日当直です。

投稿者 hif1 : 14:04 | コメント (0) | トラックバック

"遺伝子神話の崩壊"

遺伝子神話の崩壊

各紙の書評でも取り上げられていました。明らかに誤読をしている人もいました。
かなり極端な主張を含むものの書いてあることは正確だと思います。 しかし少し難解。
読んで理解できたら医学博士の資格ありと思います。

[追記]
人間は遺伝か環境か?遺伝的プログラム論
という本も出ていたのですね。

投稿者 hif1 : 14:02 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月17日

新生児へのCV cath挿入時の鎮痛

JAMA -- Abstract: Intravenous Morphine and Topical Tetracaine for Treatment of Pain in Preterm Neonates Undergoing Central Line Placement, February 15, 2006, Taddio et al. 295 (7): 793
新生児にCV lineを挿入するときの鎮痛剤として、全身性に投与するmorphineと局所的に適応するtetracaineとどっちが優れているかという研究。
morphineの勝ち?
といわれても

ここにも解説記事があります
Tetracaine May Be Helpful for Analgesia in Neonates

投稿者 hif1 : 22:20 | コメント (0) | トラックバック

出ました

Activation of hypoxia-inducible factor 1 during macrophage differentiation -- Oda et al., 10.1152/ajpcell.00614.2005 -- AJP - Cell Physiology
出ました。
といってもaccepted manuscriptです。

投稿者 hif1 : 21:31 | コメント (0) | トラックバック

単純な世界に..

当直も毎回これくらいまでかかるとさすがに体力的な限界に到達していく感じがしますね。
当直代を考えるとさらに悲しくなります。
診療報酬など改訂する前に働いた量に応じて収入が決まるという至極単純な原則に則った体系にシフトしてくれたらいいのにと思います。
同じ病院に勤めていても、例えばする麻酔の種類、量が異なれば収入は異なるということはあっても当然の様な気がします。5時に帰りたい人はその時間までの収入、夜遅くまで働けば収入が増えるという体系になったら単純明快な世界になると思うのですがね..

投稿者 hif1 : 01:59 | コメント (0) | トラックバック

神経細胞の活動が血流の多寡を支配する分子機序

Astrocyte-mediated control of cerebral blood flow - Nature Neuroscience
これは今年になってぼくが読んだ中で一番ためになった論文です。
血管の収縮などの研究をする人は当然読むべき記念碑的な論文だと思います。
方法論、結論どれをとってもすばらしいと思います。
fMRIなどでよく見られる神経活動と血流のcorrelationなどはこのような分子機序が基盤にあるのでしょうか。詳しい方教えてください。


投稿者 hif1 : 01:57 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月14日

propofolがバカ効きしたヒト

Abnormally low bispectral index and isoelectric electroencephalogram observed after administration of small doses of propofol during induction of anesthesia
Robert Rudner, Przemyslaw Jalowiecki, Satoshi Hagihira
Journal of Anesthesia, vol.19,p339-p342
DOI: 10.1007/s00540-005-0346-9

こんな人がいるのですね。
あなどれません。

投稿者 hif1 : 19:18 | コメント (0) | トラックバック

どんどん出てくるよ

Peptide-matrix-mediated gene transfer of an oxygen-insensitive hypoxia-inducible factor-1{alpha} variant for local induction of angiogenesis -- Trentin et al., 10.1073/pnas.0505964102 -- Proceedings of the National Academy of Sciences
こういうのはどんどん出てくるな。
でも..

投稿者 hif1 : 11:24 | コメント (0) | トラックバック

暴飲暴食

Alcohol Drinking Patterns and Diet Quality: The 1999-2000 National Health and Nutrition Examination Survey -- Breslow et al. 163 (4): 359 -- American Journal of Epidemiology
暴飲暴食といいますよね。

投稿者 hif1 : 10:26 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月13日

神経学的反芻

Reverse replay of behavioural sequences in hippocampal place cells during the awake state : Nature
記憶の定着のために、”反芻”が必要だといっているのでしょうか。
一回読んだだけではうまく理解ができませんでした。

スキーの回転競技には旗門があります。競技者は、競技の前に実際のコースを滑走することは許されず、コースを見学しただけで競技に臨みます。旗門のパターンを身体に覚え込ませる必要があるわけです。
この研究でネズミがさせられたタスクと同じ事をするわけです。やっぱり同じ事が起こっているのでしょうか。

投稿者 hif1 : 22:34 | コメント (0) | トラックバック

胎盤の酸素化の維持機構

Preserved placental oxygenation and development during severe systemic hypoxia -- Scha¨ffer et al. 290 (3): R844 -- AJP - Regulatory, Integrative and Comparative Physiology
母体が低酸素状態におちいっても胎盤の酸素分圧はけっこう保たれるという話です。
なかなかうまくできたstoryです。
検証してみたいのですがぼくには手段がないようなあるような。

投稿者 hif1 : 22:00 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月12日

"ウェブ進化論"

今日も朝から当直でした。登院と同時に緊急手術がはじまりまた困難な一日が始まると覚悟したのですが、午前中で終了。
論文の投稿を含んだ結構いろんな仕事ができほぼ満足。
明日の朝まで寝られるかどうかが今週の運勢の占いとなるかも。

さて
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
を読んでみました。

医学はもとより医療の世界でも”権威”というものが幅を利かせています。"evidence"だって一つの権威です。
Googleなどが再編をリードするウェブ社会では、権威が否定されることなく乗り越られようとしているようです。
Google Corporate Information: Our Philosophy
でgoogleが唱える哲学は実は医療にも十分通用することばかりでなのです。
今回、googleの哲学をはじめて読んで感心しました。
これからはぼくの研究室もこれでいこうと決意した程です。

ロングテール 現象を知りませんでした。
研究を評価する場合、ハリーポッター、セカチュウのような論文が良いとされていてロングテールを形成するような論文をいくつも書くより価値のあることだと思われています。
昨年、世界中で起こった”捏造”騒動で、日本でも従来型の研究の評価システム-というか研究の評価の一種のアウトソーシング-は変わっていくのでしょうか。この世界は、専門家の相互評価がもう少しましになればもっと展望が開けるのになぼくにも.. 積もった塵を評価してくれる仕組みが出てくると良いと思います。

もう一点興味を持ったことは、米国ではブログは実名で書く人が多く比較して日本人は匿名で書く場合が多いという指摘です。
確かにこれは言えているな。ぼくのブログも履歴書へのlinkがあるからぼくの実体を知ることは簡単なのですが、それでも書いている時は一種匿名的な気分だということが自分にもあります。知り合いが読んでも感想などを話してくれたりすることは少ない。相手も”匿名”性を尊重してくれているのかも知れません。たまに心配した友人がmailをくれることはありますけど。

最期に将棋の羽生さんの「高速道路」論。(内容はCNET Japan Blog - 梅田望夫・英語で読むITトレンド:インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞で紹介されています。)
この理論、実は今日の読売新聞の一面下のコラムでも取り上げられていました。実際に読んでみると解ると思いますが、大新聞の編集員ほどのんきな商売はないという感想を持ちます。

とにかくこの本が740円で買えるのだから凄いと思います。

投稿者 hif1 : 23:52 | コメント (0) | トラックバック

解かれるべき課題

Gene expression during acute and prolonged hypoxia is regulated by distinct mechanisms of translational control
内輪のJournal clubで読むことにしました。
解かれるべき重要な問題。

投稿者 hif1 : 23:48 | コメント (0) | トラックバック

”バイオ研究がぐんぐん進むコンピュータ活用ガイド”

バイオ研究がぐんぐん進むコンピュータ活用ガイド―データ解析から,文献管理,研究発表までの基本ツールを完全マスター
489706922X.jpg

目次など詳しくは
バイオ研究がぐんぐん進む コンピュータ活用ガイド:羊土社オンラインカタログ

買おうと思っていたら頂きました-門川さんありがとう。

というわけで書評を。

バイオ研究入門者に最適な本です。
研修医の先生とか向けではありません。
こういった本は、帯に短したすきに長しと言うことが多いのですが、”基本ツールのマスター”と言うことに特化して成功していると思います。
これだけマスターすればぼくが書くレベルの論文の執筆には十分だと思います。

研究、論文作成に汎用されるapplicationなどが示されていてこれは良いと思いました。あまたある中で用途に応じて一つづつある程度使用法に習熟すればそれで十分なわけだしそれが初心者は知りたいわけですし。
詳しく学びたい人のためにInternet上のpageが示されそこを参照することでつっこんだ知識を得ることができるように配慮されています。
個人的にはKeynoteを用いたpresentationの部分が役に立ちました。
13個ある”サイドメモ”も役に立ちそうです。
グラフソフトにPrismが入っていませんでした。もっともこれは統計ソフトかも。

讃岐先生も執筆なさっています。


因みに
ぼくは
Omini outlinerで構想をねり
JeditXで文字を並べ
MS Wordで論文を書きますー以前はNisus Writerでしたが今のNisus Exopressがいまちいなのでしようがないです 共同研究者とのやりとりの問題もあるのでしかたないですこれは
文献はEndnoteで整理
figureはPhotoshopとIllustratorで構成していきます
写真やfigureはiPhotoでカタログを作っています
graphはcricket graphをcrassic環境で使っているところが他の人と少し違うかも知れません。
またpresentationはKeynoteです。
この本のまんまですね。というか他の人もこんなものではないでしょうか。
以前はcloningなどしていたのでfreewareの小道具をいくつか使っていたのですが最近はこういったものは使っていません。

まとめとして
はじめの一冊として買うのには最適。3200円はバーゲンだと思います。

投稿者 hif1 : 14:43 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月11日

多比良先生の件

Natureの記事に続いて
(Doubts over biochemist's data expose holes in Japanese fraud laws
Ichiko Fuyunoand David Cyranoski
vol.439, p514, 2006)

東京大学の多比良先生の記事がScienceにも出ています。

SCIENTIFIC CONDUCT: Panel Discredits Findings of Tokyo University Team -- Normile 311 (5761): 595 -- Science
多比良先生がdismissされるだろうと突っ込んだ表現もあります。

投稿者 hif1 : 20:54 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月08日

NYTでもさっそく

Japanese Princess Expects, and Many Hope (for a Boy) - New York Times
NYTにも当然取り上げられています。
もうどっちかわかっているんのだろうな..

投稿者 hif1 : 21:20 | コメント (0) | トラックバック

論文がin pressになりました

昨年の3月までぼくらと一緒に実験をしていた尾田先生の論文がin pressになりました。
おめでとうございます。

Activation of hypoxia-inducible factor 1 during macrophage differentiation

Tomoyuki Oda, Kiichi Hirota, Kenichiro Nishi, Satoshi Takabuchi, Seiko Oda, Hiroko Yamada, Toshiyuki Arai, Kazuhiko Fukuda, Toru Kita, Takehiko Adachi, Gregg L. Semenza, Ryuji Nohara
American Journal of Physiology:Cell Physiology, in press

Abstract
Monocytes/macrophages of the myeloid lineage are the main cellular effectors of innate immunity. Hypoxia inducible factor-1 (HIF-1) is essential for myeloid cell activation in response to inflammatory stimuli. However, it has not been established whether HIF-1 activity is induced during differentiation from monocyte to macrophage. We demonstrate that macrophage differentiation of THP-1 cells or monocytes from peripheral blood induces increased expression of both HIF-1a and HIF-1b as well as increased HIF-1 transcriptional activity leading to increased expression of HIF-1 target genes. The increased HIF-1 activity in differentiated THP-1 cells resulted from the combined effect of increased HIF-1a mRNA levels and increased HIF-1a protein synthesis. Differentiation-induced HIF-1a protein and mRNA and HIF-1-dependent gene expression was blocked by treating cells with an inhibitor of the protein kinase C or MAP kinase signaling pathway. THP-1 cell differentiation was also associated with increased phosphorylation of the translational regulatory proteins p70 S6 kinase, S6 ribosomal protein, eukaryotic initiation factor 4E, and 4E binding protein 1, thus providing a possible mechanism for the modulation of HIF-1a protein synthesis. RNA interference studies demonstrated that HIF-1a is dispensable for macrophage differentiation but is required for functional maturation.

Keywords: hypoxia, hypoxia-inducible factor 1, macrophage, differentiation, translation, RNA interference

投稿者 hif1 : 20:12 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月07日

原理主義と機能主義

More European Papers Print Cartoons of Muhammad, Fueling Dispute With Muslims - New York Times
この事件大変な事になっているようですが今日、内田樹先生のブログにおもしろいエントリーがあったので紹介しておきます。
内田樹の研究室: 原理主義と機能主義

この対立というかせめぎ合いは、詩人とか料理人の領域にも増して医療の世界で常にあります。
医療人は多分自分は”機能主義者”だと思っている人が多いと思いますがそういう人に限って”機能主義ー原理主義者”だったりするわけです。臨床の現場では何のかんの言っても、結果が一番重要なので話は簡単だという考えもあります。何を言おうがまた言わなかろうが、うまくいったものの勝ちという身もふたもない評価基準があります。極論すれば最終的には”うまくいけば”それでいいのです。
安全管理とかそういったことに最近特に原理主義vs機能主義の対立があるし、病院システムの運用でも同じようなせめぎ合いが噴出してくるということがあります。安全管理室とかありますよね。

例の”台帳”問題でも、いくらしっかりとしたシステムを導入したって入力された一つ一つがいい加減だったら結果はいい加減なものにしかなりません。そしたら別に毎年手書きの報告が出たって変わらないはずだし、それがどれくらいな違いをもたらすものかをある程度調べることだってできるはずだしそれをしないでの導入にはどう考えたって無理があるわけです。どう考えても台帳システムを導入した人たちは原理主義者と見なされると思いますが、多分自分たちは”機能主義者”だと思っていたに違いないです。

研究の分野では、原理主義と機能主義の対立は理想主義と現実主義というような対立軸になるのかも知れません。これはまた別の機会に。

ぼくは一応、原理主義で理想主義です。それでもいつも妥協するし、refreeの言うことを聞いてすぐに論文の主張をtone downさせたり、しょうもない追加実験もしてしまいます。

今日は、いくつか仕事をかたづけられたのでもう帰って寝ます。

投稿者 hif1 : 21:14 | コメント (0) | トラックバック

春休み

今日お昼ご飯を食べに生協に行ったらもう春休みでした。
なんてこったい。
吉田キャンパスの先生方はもう授業つまりdutyがないんだと思うと、毎日病院で働いている自分たちにも春休みをくれといいたくなります。
春休み下さい。一ヶ月くらい。

投稿者 hif1 : 20:58 | コメント (0) | トラックバック

顔面移植のできばえ

Woman Makes First Appearance Since Face Transplant - New York Times
以前顔面移植の手術の記事を紹介しました。

その続編です。患者さんの顔写真が出ています。
とてもきれいになっていてこれらならいけると思えますけど。


投稿者 hif1 : 09:46 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月06日

立体嗅

Rats Smell in Stereo -- Rajan et al. 311 (5761): 666 -- Science
これもすごいや。


投稿者 hif1 : 20:03 | コメント (0) | トラックバック

”顔”を見分ける細胞

A Cortical Region Consisting Entirely of Face-Selective Cells -- Tsao et al. 311 (5761): 670 -- Science
えっ?
ホント?


投稿者 hif1 : 20:01 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月05日

のどの渇きと痛み

Unique, common, and interacting cortical correlates of thirst and pain -- Farrell et al., 10.1073/pnas.0511019103 -- Proceedings of the National Academy of Sciences
のどが渇いていると痛みが増強する? fMRIを用いた研究。
意識が無くても(麻酔下でも)このような現象が起こるのかとかいろんな疑問が湧いてきます。

こう考えていたらそもそも侵害刺激の受容に意識の有無でどのような違いがあるかという疑問が湧いてきました。少し調べてみようと思います。

投稿者 hif1 : 20:47 | コメント (0) | トラックバック

test

低酸素
hypoxia

投稿者 hif1 : 14:31 | コメント (0) | トラックバック

"Tracing your ancesters with DNA"

細胞核内のDNAは遺伝子を構成する物質の中でももっとも重要なものの一つです。
DNAを調べたら例えばある人とと自分の遺伝的な近親性または疎遠性が数値として表現できます。
googleで"DNA鑑定”と入力すれば30000円足らずで自分とある人の親子関係を推定するdataが得られることが解ります。DNAは綿棒で口腔内の粘膜を一こすりして採取し、封筒でサンプルを送るだけです。
このような手法でDNAを集め自分たちの遺伝的な由来を探りたいと思う人たちがいて米国ではこのような人たちを対象にしたビジネスがあるよという紹介記事です。
DNA Kits Aim to Link You to the Here and Then - New York Times
なかなかうまい解説でとくに
The New York Times > Business > Image > Tracing Your Ancestors With DNA
はとても良くできています。

投稿者 hif1 : 12:27 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月01日

shock Tx 2.0

Wired News: Shock Therapy, Version 2.0
ということで最近、ECT(electroconvulsive therapy)が鬱病の治療法の一つとして脚光を浴びていますが、今度は磁気を用いたショック療法が出てきているという話です。


Recent developments and current controversies in depression
つい最近のLancetでもかなり力点がおかれていました。

投稿者 hif1 : 23:41 | コメント (0) | トラックバック