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2006年02月12日

”バイオ研究がぐんぐん進むコンピュータ活用ガイド”

バイオ研究がぐんぐん進むコンピュータ活用ガイド―データ解析から,文献管理,研究発表までの基本ツールを完全マスター
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目次など詳しくは
バイオ研究がぐんぐん進む コンピュータ活用ガイド:羊土社オンラインカタログ

買おうと思っていたら頂きました-門川さんありがとう。

というわけで書評を。

バイオ研究入門者に最適な本です。
研修医の先生とか向けではありません。
こういった本は、帯に短したすきに長しと言うことが多いのですが、”基本ツールのマスター”と言うことに特化して成功していると思います。
これだけマスターすればぼくが書くレベルの論文の執筆には十分だと思います。

研究、論文作成に汎用されるapplicationなどが示されていてこれは良いと思いました。あまたある中で用途に応じて一つづつある程度使用法に習熟すればそれで十分なわけだしそれが初心者は知りたいわけですし。
詳しく学びたい人のためにInternet上のpageが示されそこを参照することでつっこんだ知識を得ることができるように配慮されています。
個人的にはKeynoteを用いたpresentationの部分が役に立ちました。
13個ある”サイドメモ”も役に立ちそうです。
グラフソフトにPrismが入っていませんでした。もっともこれは統計ソフトかも。

讃岐先生も執筆なさっています。


因みに
ぼくは
Omini outlinerで構想をねり
JeditXで文字を並べ
MS Wordで論文を書きますー以前はNisus Writerでしたが今のNisus Exopressがいまちいなのでしようがないです 共同研究者とのやりとりの問題もあるのでしかたないですこれは
文献はEndnoteで整理
figureはPhotoshopとIllustratorで構成していきます
写真やfigureはiPhotoでカタログを作っています
graphはcricket graphをcrassic環境で使っているところが他の人と少し違うかも知れません。
またpresentationはKeynoteです。
この本のまんまですね。というか他の人もこんなものではないでしょうか。
以前はcloningなどしていたのでfreewareの小道具をいくつか使っていたのですが最近はこういったものは使っていません。

まとめとして
はじめの一冊として買うのには最適。3200円はバーゲンだと思います。

投稿者 hif1 : 2006年02月12日 14:43

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