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2006年05月30日

ScanSnap

研究留学ネット-What's new!: ScanSnap
でも紹介されていた。

ScanSnap FI-S500
ScanSnap FI-S500
posted with amazlet on 06.05.30
富士通 (2006/02/10)

本日導入。

mac用のdriverも使えるようになり導入してみました。

書類が溜まるのですが机の上に積んでおき結局は使いたいときに使えないという状態になっていました。
このScanSnapでほんとにさくさくPDF化できるのでとても便利。

同じことはflat typeのscannerでできるはずなのですが”気軽さ”が全然違います。

学会でのpresentaionの準備もほぼめどが立ちました。何枚削るかを思案中。

投稿者 hif1 : 08:44

2006年05月28日

今週の一押し:22 "にょっ記"

にょっ記

穂村弘さんという歌人の人のこれはエッセーというのでしょうか、小咄集と云うのか解りませんがそういった本です。
webマガジン〜ポプラビーチ「天国さがし」こんなところで連載もなさっていて、この本も基本的にはこのセンです。
図書館で借りたのですがよかったですね。
歩いて5分で図書館なので手当たり次第借りています。雑誌も手当たり次第に読んでいます。じっくり読みたい雑誌は次号が出たら借りだしできるし本と便利ですね。

投稿者 hif1 : 10:51 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月26日

OFF会でしゃべります

今度神戸で開かれる学会の巨大off会で30分ほどしゃべらせてもらいます。
とくにしゃべらせてくれとお願いしたわけでないのですが、履歴書と業績リストを出せと言われたので出したところ”当選”通知がきました。ぼくはあの有名なAnesthesiologyにもAnesthesia and Analgeniaにも論文がなくそれれはそれで自慢なのですが、それゆえ麻酔科劣等生のぼくをよく”当選”させたなと今回の会長の度胸に敬服しています。

この学会でこんな話をするのはこれで最後でしょうから日頃思っていることをしゃべろうと思っています。今日くらいから準備始めます。
座長の先生他にコメンテーターの先生も二人もつきます。なんか怖いですね。おまえのやっていることは意味がないとか言われはしないかと..

学会でしゃべっているぼくを見る機会はこれ以後ないかもしれません。興味のある方はどうぞ。
こんなこと聞きたいとかあればコメント欄にどうぞ。

出番は6/1の午後。昨年ねつ造事件で揺れた某大学の某有名教授の裏番組です。

投稿者 hif1 : 18:54 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月25日

低酸素シグナルとがん-がんとハイポキシア

Hypoxia signalling in cancer and approaches to enforce tumour regression : Nature
これはよい総説です。
だれでもタダで読めるし。
そういえば
がんとハイポキシア研究会
今年の秋にもやるそうですよ。

投稿者 hif1 : 21:36 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月24日

出てました

Regulation of angiogenesis by hypoxia-inducible factor 1.
Hirota K, Semenza GL.
Crit Rev Oncol Hematol. 2006

MEDLINEに出ていました。
自分で言うのも何ですがかなり怪しい雑誌ですよね。二週間くらいかかりましたが一文にもなっていないし。


投稿者 hif1 : 22:34 | コメント (0) | トラックバック

h-index

このところ時間がないというか余裕がないので更新ご無沙汰でした。

研究留学ネットでh-indexが紹介されていました。(研究留学ネット-What's new!: H指数)
昨年秋に発表された論文(An index to quantify an individual's scientific research output -- Hirsch 102 (46): 16569 -- Proceedings of the National Academy of Sciences)で提出された概念です。

去年読んだとき自分でも簡単に計算してみましたが少なくとも20はあったはずです。今度時間のあるときに調べ直してみます。名前がありふれていると調べるのに時間がかかるのです。

研究留学ネット-What's new!: H指数H指数 - Wikipediaを読んできただければ計算は簡単です。

研究者の評価も多面的であるべきですがこの指数は結構いいかもしれません。
研究を始めたばっかりの人には酷な指数ですけど..

大隅典子の仙台通信 H -indexによれば、米国ではh-index30以下の研究者には研究費を出すな(じゃなくてgrantの審査をさせるな)と主張する人もいるらしいです。
30って結構大変だと思うのですがどうなのでしょうか?

誰か時間のある人がいたら日本の麻酔科の教授のh-indexを調べてみてはいかがか。

投稿者 hif1 : 21:21 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月20日

今週の一押し:21"自己・あいだ・時間"

自己・あいだ・時間―現象学的精神病理学

ぼくがまだ学生の時木村先生は精神科の教授として、あばら屋みたいな木造の建物で臨床をしておられました。
ここの大学は外来が禁煙でないから良いよといってタバコを吸いながら診察をしておられました。

あまりにも有名な、ヒトと時間との関係性について3つの類型、「アンテフェストゥム型」(精神分裂病)と「ポストフェストゥム型」(鬱病)、そして「イントラフェストゥム型」(てんかん)が語られる一般向けの本。
以前といっても20年近く前読みましたので本は両親の家の屋根裏にあるはずなので買いました。
宮沢賢治の著作を病跡学的に追究した
宮沢賢治―存在の祭りの中へ
と共に歴史的な名著と言えると思います。

投稿者 hif1 : 16:55

2006年05月18日

開いていると言うことが重要

PLoS Biology: Citation Advantage of Open Access Articles
これがおもしろいよ。

投稿者 hif1 : 23:24 | コメント (1) | トラックバック

げっつ

JAMA -- Effect of Hypobaric Hypoxia, Simulating Conditions During Long-Haul Air Travel, on Coagulation, Fibrinolysis, Platelet Function, and Endothelial Activation, May 17, 2006, Toff et al. 295 (19): 2251
こんなことやろうと思っていたのに..
これはおもしろい研究ですよ。

投稿者 hif1 : 01:03 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月17日

完全徹夜

やっぱり、一睡もしないというのはきついわ。
単純な判断能力も著しく低下。
昼間3時間の仮眠でかろうじていままで。
もう帰って寝ます。

投稿者 hif1 : 00:21 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月13日

学徒動員だ

Yahoo!ニュース
- 毎日新聞 - 医師不足:国家試験緩和の特区に 千葉のNPO、県に提案 /三重

6年かけて医師免許をもった”研修医”先生でも危ないのに医学生まで..
5年でまたキチンとカリキュラムを終えた人は4年で医者になっていけない理由が無くなるわけでいままでなんで6年もかけてたのかとかいろんな問題がでてきますね。
ところでこの案では学徒動員された先生方は、医療過疎地でしか働けないのでしょうか。
しかし給料はタンともらえそうですね。
ぼくなんて知らない間に裁量労働制に勤務形態を移行させられて時間外という概念の消失と共に世間の皆様が頂いている”超勤代”がもらえなくなりました。いままでの時間外労働はすべてタダはたらき。
労働基準法に依れば”患者との関係のために、一定の時間帯を設定して行う診療の業務は教授研究の業務に含まれないことから、当該業務を行う大学の教授、助教授又は講師は専門業務型裁量労働制の対象とならないものであること”のはずなのになー。
大学がこの規定を知らないはずがないので、ということは論理的にはぼくは患者を診てはいけないことになり今後病院で患者診察をしなくてもいいということでしょうか。それならそれでなかなか良い制度ですね。

投稿者 hif1 : 14:22 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月10日

”民間科学”

藤井さんのブログは読んでいると元気が出るのですが、毎日checkしているわけでもなかったのです。今日、仕事をしていたらふっと思いついて読んでみたらこんなエントリー発見です。
ブレインハッカーズ 総長ログ: 川島さん、それじゃFolk Scienceですよ。
いいこといってますよね。
ぼくがやっている活性酸素とかレドックスの世界でも、何がなんでも活性酸素=悪者、抗酸化剤で長生きとか主張している人(あえて名は出しませんが、時計台から半径2km以内にもなんかいますよ)がいて、少し似ているかも知れない。

投稿者 hif1 : 22:21 | コメント (0) | トラックバック

白血球がモルヒネをつくる

ヒトのneuroblastoma由来の細胞株がモルヒネを生合成する能力を持つ報告はありましたがヒトの白血球も同じような能力を持つようです。
一連の論文は以下の通り
How human neuroblastoma cells make morphine -- Boettcher et al. 102 (24): 8495 -- Proceedings of the National Academy of Sciences

Endogenous formation of morphine in human cells -- Poeaknapo et al. 101 (39): 14091 -- Proceedings of the National Academy of Sciences

uman White Blood Cells Synthesize Morphine: CYP2D6 Modulation -- Zhu et al. 175 (11): 7357 -- The Journal of Immunology

Comment on "Human White Blood Cells Synthesize Morphine: CYP2D6 Modulation" -- Boettcher et al. 176 (10): 5703 -- The Journal of Immunology

投稿者 hif1 : 02:38 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月08日

時間が..

しなくてはいけないことが山のようにあります。
締め切りが明確なものもあるし締め切りははっきりとしていないけどできるだけ早くというものまでいろいろ。
連休で少し休んだので元気は元気なのでとにかく今週一週間はがんばろうと思います。

投稿者 hif1 : 02:39 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月04日

今週の一押し19: "科学者という仕事―独創性はどのように生まれるか"


言語研究の酒井先生の本。
すばらしいの一言に尽きます。
一般の方に、”科学者”を理解してもらうための本では無いと思います。
タイトルが示しているように科学者を仕事、職業として考えている人の為の本ですが、将来科学者として立とうと思っていない大学院生が読んでも良いと思います。というよりそういう人に個人的には読んでもらいたいです、科学者を理解してもらうために。

大成功した科学者が成功の後、振り返って書いた本とは異なり-これは酒井先生が成功していないという意味ではありません、念のため-、現代的な話題もバランスよく盛り込んだ懇切丁寧な内容です。

今後、大学院生は一度は読んだことがあるというようなスタンダードナンバーになると思います。


「何を研究するか」より「どのように研究するか」という問題意識が重要である

という言葉は重要です。
論文を読んだりして”何を”研究するかを探すばかりで”どのように”という観点が欠けている場合研究はなかなか前進しません。

丸ごとすばらしいのですが、気合いをいれて読むなら”さあ自分らしい研究を始めよう”で終わる第三章。

とにかくこれ一冊読んでいただければ、ぼくの話など聞いて頂く必要はありません。
これで819円ですからいつも図書館ですませるぼくも買って読みました。

[追記]
今週の一押しに昇格

投稿者 hif1 : 09:06 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月03日

”増税”額を計算する

連合が政府の増税案が実現したらいったいいくらの造成になるのかを計算する計算機を公開しています。

計算してみました。
ちょっとしゃれにならない額になりますよ。

投稿者 hif1 : 14:16 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月02日

文字通り山積みになっていた本

今日のお昼は大学の生協で食べました。
平日のお昼の時間に院外に出るなど10ヶ月振りくらいだったと思います。それはそれで悲しいことなのですが今日の話はそのことではありません。
書籍のコーナーで山積みになっていた本が
これ
これから論文を書く若者のために 大改訂増補版
いくらなんでもやり過ぎではと云うほど大量に積んでありました。この本、生命科学の論文のためのような気がしますけど全部売り切るつもりなのでしょうか生協は。

さすがにこの本を読んで真に受けてこの通りにするにはぼくはすでに頭が固くなりすぎているのですが、”若者”には役に立ちそうな本です。

一冊どうですか?

投稿者 hif1 : 23:14 | コメント (0) | トラックバック

Science's Gatekeepers

For Science's Gatekeepers, a Credibility Gap - New York Times
なかなかよくまとまった記事。

特許のdataを偽造する人まで現れるとはびっくりしました。いくつ特許を取ったかも”業績”になるのだからしょうがないのでしょうか。

投稿者 hif1 : 22:56 | コメント (0) | トラックバック