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2006年05月20日

今週の一押し:21"自己・あいだ・時間"

自己・あいだ・時間―現象学的精神病理学

ぼくがまだ学生の時木村先生は精神科の教授として、あばら屋みたいな木造の建物で臨床をしておられました。
ここの大学は外来が禁煙でないから良いよといってタバコを吸いながら診察をしておられました。

あまりにも有名な、ヒトと時間との関係性について3つの類型、「アンテフェストゥム型」(精神分裂病)と「ポストフェストゥム型」(鬱病)、そして「イントラフェストゥム型」(てんかん)が語られる一般向けの本。
以前といっても20年近く前読みましたので本は両親の家の屋根裏にあるはずなので買いました。
宮沢賢治の著作を病跡学的に追究した
宮沢賢治―存在の祭りの中へ
と共に歴史的な名著と言えると思います。

投稿者 hif1 : 2006年05月20日 16:55