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最近の話題から

ここのところ論文の作業の最終段階ですの更新をさぼっています。
大阪大学の捏造問題は自死を選択した(そうとは考えていない人もいるようです)研究者も出て深刻な問題になっています。今回はかなり厳しい処分が下されるのだと思います。

阪大の論文不正、教授が捏造認める…2本で8か所 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

しかし、どんなに規則を厳しくしても捏造は無くならないと思います。本気で捏造されたら見抜くことは強制的な調査無しに査読の段階で他の科学者が見抜くことはできません。
最前線の研究はそれでもましなのかも知れません。”画期的な”発見が発表されれば一斉に追試験がはじまり、その発見の位置づけが自ずと定まっていきます。一方、誰も追試をしてくれない論文はそのまま埋もれていくだけになってしまいます。
自分は人類の叡知の全身に貢献しているのだという気持ちだけは持ち続けないと行けないのだろうと思っています。

asahi.com :94歳私の証・あるがまま行く - 麻酔科医不足を解消するには

病気、けがが早く治癒してその後の人生が幸福に送ることができることが患者さんの求めていることだろうと思います。医療は、本来その手段であるということには、医療の提供者も受け手の双方に異論のないことだと思います。
患者が同意すれば看護師が麻酔を担当することもあって良いと思いますが、臨床の現場では患者は一様な背景を持っているわけでないので、社会的な約束でそれを決めていくしかないということになり、そこが問題のはじまりと言うことになると思います。
それぞれの現場では麻酔科医と外科系医師、看護師の連携というものが取られていて看護師の麻酔への関与も現在でもかなりあるという病院もあると思います。
とにかく麻酔科学会はこういった問題に一定のスタンスを取る必要があるでしょうが様々な考えを持つ会員がいるので執行部は大変だと思います。

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2006年09月24日 12:16に投稿されたエントリのページです。

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