いわゆる科研費の季節です。
関係のない人には何の意味もないのですが、ある人にとっては死活問題、といっても日本は科研費がとれないからといって追い出されるわけでないので気楽ですが、それでも大問題なものなのです。
さてこの科研費実質A4の紙3枚くらいの申請で1千万とか多ければ 4千万くらい使わせてくれるという気前のいいモノなのですがどんな研究課題で誰がいつどれくらいもらっていて実際にどんな成果を出しているのかということはなかなかわかりづらいものです。
今日はその目的にぴったりのとってもよいデータベースをご紹介します。
ずばり
科学研究費補助金データベース
1972年から今年まで収録しています。
いろんな角度から解析できます。
ある大学のある学部のある講座でははいろんな先生方が種目を変えて基本的には同じ研究テーマで申請してそれが複数採択されているとかそんなことがすぐにわかってしまいます。
すくなくともみんさんが考えている課題はすでに他の誰かの科研費の課題になっているかどうかをcheckするためには役に立つと思います。キーワード検索とかできますから。
また麻酔科の分野では基盤Aという一番金額のおおい種目に採択される必要条件などが自ずと見えてきます。
いくらimpact factorの高い論文が多くても、業績欄を埋め尽くしてもどうも無理な人には無理のようです。ある必要条件がいるのです。
つまりムダな努力を省く意味でもとっても有用なデータベースであるというわけです。
とにかく眺めてみると一時間くらいは時間がつぶせます。