医学部のポリクリは、新研修制度の導入でかつてぼくたちが経験したものと学生にとっても教える側にも意味合いが大きく変化したと思いますが、やはり生の臨床に振れる機会としては何らかの意味はあると思います。
放射線科のポリクリの担当教官の一人は伊藤春海先生でした(参照)。
胸部レントゲン写真の講義をしてくれたのですが、ぼくにとっては印象に残る授業をしてくれました。
単純胸写を示してそこからいかに肺の構造を見抜くかという話でCTや剖検の結果と関連つけての講義でした。感銘を受けて放射線科に進もうかと一時考えていました。
Felson's Principles of Chest Roentgenologyは基礎を学ぶのに適したテキストだと思います。第三版が出版されるようです。
CD-ROM付きだそうです。一応注文しました。
もう一冊
Making Sense of the Chest X-ray: A Hands-on Guide
も役立ちます。
今度翻訳が出るようです。翻訳の方が安いです。
凄いタイトルですね。
Hands-On-Guideの名著にはMaking Sense of the Ecg: A Hands-On Guideも含まれます。
これにも翻訳があります。
商売上手ですね。
Hands-Onの二冊は研修医、修錬医の先生も一冊買うならこれだと云うような本ですよ。英語でも日本語でも多分大した違いは無いと思いますが、英語版はコンパクトでとっても良いですよ。ぼくはこっちを勧めます。
コメント (2)
上記の本は検診医にも役立つでしょうか。
Posted by: YT | 2006年12月17日 13:01
日時: : 2006年12月17日 13:01
大いに役に立つと思います
Posted by: hypoxia | 2006年12月17日 21:23
日時: : 2006年12月17日 21:23