学位の講演会がまた開かれました。
専門委員ー審査員の補佐みたいなものですが最後に一緒に判子押しますーとしてぼくも参加しました。
H先生の研究は、遺伝子破壊マウスを用いて吸入麻酔薬の作用機序を検討するという麻酔科ど真ん中の研究です。
審査の先生方は麻酔の専門家でないので麻酔ってどんなものかを一応理解していただいた上で話を進める必要があります。
これがなかなか難しいですよ。鎮静度はBISでわかりますというかそんな話をしても不十分だし。麻酔にかかったヒトを見たことのない人にはなかなか”わかって”もらえないこともあります。それ故結構naiveな質問もあり、意外と答えるのがむずかしいという局面にもぶち当たります。
第一関門ーといってもこれが実質的には最終関門なのですがー突破おめでとうございました。
その後、今度ーやはり来月になるかー講演会をする先生の予演会にお付き合いしました。
dataは複雑でないのですがやはりintroductionをどう持って行くかが問題ですね。
審査には相当の専門家が来ますので気を抜けません。もうしばらくもっともっと悩んでそして考え抜いて本番に臨んでくださいませ。