大新聞の書評でも取り上げられていたようです。
医療におけるリスクマネージメントについての本です。
医療関係者ならこの本に書かれているすべてのことを見聞きしたことがあると思います。その意味では特別な事は書かれていないとも言えますが、これから例えば胆嚢摘出を大学病院で受けようという人が手に取り読んだとしたらかなり暗い気持ちになると思います。
誇張した記述は一切無いし、米国の医療に関して書かれた本であるからといって米国特有な医療制度に依存する特別な事は一切含まれていません。
第11章(見て、やって、教える)は教育病院での問題点が書かれています。まさに”自分のこと”が事細かく書かれていると感じました。とてもリアルというか、研修医教育の問題に日米の差は一切無いのだとなと思いました。
読んでみて損はありません。”解答”が得られるわけではありませんけど。
書店で見かけて読みました。全然かわっていませんね。
吉田秋生って何歳くらいかなと思って調べると1956年生まれですよ。
吉祥天女が映画になり櫻の園もremakeだそうです。