京都大学の薬学の先生方による講談社ブルーバックスです。
創薬について薬学の先生方がいろんな角度から説明しているわけです。
少なくともぼくにはまったく知らないことが書いてあるわけではないのですが、一読してみれば知らなかったことも当たり前にたくさん書かれていますしタメになります。
ちなみに鎮痛薬のこのことにも触れられていますがまったく意味のあることは書かれていませんでした。とにかく薬学の先生全員に割り振ったのではないかと云うくらい広い範囲をカバーしていると思いますがそれだけにどうでもいいようなことも書かれています。
玉石混淆。
10日ほど前に紀伊國屋で見かけたのですが、帯には
「新薬は、何万人もの医師に匹敵する!」
とありました。
ぼくらに恨みでもあるのでしょうか...
それは冗談としてもアトルバスタチンなど売り上げなんと130億ドル-一兆円超えています-
トヨタ自動車があれだけ売りまくって連結売り上げ21兆円だそうですから当たる薬のすごさがわかります。因みに任天堂は一兆円くらいの売り上げです。
製薬会社の研究者がなぜ高給を取っているのかわかるような気がします。
ぼくらとは商いのケタが違うのですよ。
薬学研究科から10年に一つこれクラスの薬ができたら京大も安泰のような。
がんばってください。
すごいなやっぱりアトルバスタチン