« 降圧薬でアルツハイマー病の予防ができる!? | メイン | トラジロールの終焉 »

Brugada syndromeの原因遺伝子の同定

Mutation in Glycerol-3-Phosphate Dehydrogenase 1 Like Gene (GPD1-L) Decreases Cardiac Na Current and Causes Inherited Arrhythmias -- London et al., 10.1161/CIRCULATIONAHA.107.703330 -- Circulation

Circulationから。
ブルガダ症候群は、ブルガダ型心電図(右側胸部誘導心電図にて右脚ブロック様の心電図波形と特徴的なST上昇)を伴う特発性心室細動のことを言います。
今までに、ナトリウム・チャンネル(SCN5A)のαサブユニットをコードしている遺伝子の変異に原因がある例が報告されてきましたが、この遺伝子変異では説明のできない症例がありました。
今回は、これとは別の遺伝子ですが、ナトリウム・チャンネルのαサブユニットの膜への輸送にかかわる遺伝子の変異の報告のようです。重要な点は、この変異が、すべての症例で見いだされたという事だろうと思います。

About

2007年11月01日 22:04に投稿されたエントリのページです。

ひとつ前の投稿は「降圧薬でアルツハイマー病の予防ができる!?」です。

次の投稿は「トラジロールの終焉」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type