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2005年06月28日

テクノロジーの進歩についていく

大学生協の書籍部も雑誌も売っているしちょっと見ただけでは街の本屋ととくに変わるところが無いような感じがしますが、やっぱりそこは大学の生協ということで専門書の品揃えが豊富です。人文系は例えば紀伊国屋とかと装置外はないような気もしますが生物系の本の品揃えはやはり圧倒的なものがあります。

また最近この分野での出版が凄く増えていると思います。生物学のプロトコール集や解説書はホントわかりやすく懇切丁寧なものが並んでいます。昔といっても15年くらい前はこんなにそろっていなかったですよ。これを買って読めば実験もし手技的なことについては指導者が要らないんじゃないかと言う気もするし、どんどん時代遅れの手法でしか研究を進めていないのではないかという恐怖感に襲われるときもあります。テクノロージーの進歩でいままで見えなかったことが見えてくるということは確実にあるのでそのような進歩についていく必要が研究を続ける限りはあるわけです。

というわけで今日RNAiのセミナーに行ってきました。ある企業が主催したセミナーで鴨川の右岸の人も左岸に来て、結構な数(100人はいたぞ)の聴衆が集まっていました。なかなかタメになるセミナーで、分子生物学会や生化学学会にもこれからは行かねばならんなと言うことを痛感しました。最近はどうせいっても人と会って酒を呑むくらいしかないしと決めつけていました。

ついていかねばならないと言うことはいわゆるgenomeとかproteomeとかの網羅的な研究手法です。いままではあれは人的にも金銭的にも恵まれた環境にいる人がやるものだという先入観があって積極的に避けていました。原理は単純だからいくらでも追いつくさとも思っていましたがどうもそうでない部分もあるなと思ってきています。

投稿者 hif1 : 2005年06月28日 19:52

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