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2005年08月06日

アセチルコリンはサイトカインだ

vagus nerveを電気的に刺激することにより免疫能とくにマクロファージの機能を抑制し炎症反応を制御することがmouseを用いたsepsisのモデルで試みられて大きな成功を収めているのは有名な話です。以下の二つの論文などはその代表です。
Nicotinic acetylcholine receptor [alpha]7 subunit is an essential regulator of inflammation : Nature

Vagus nerve stimulation attenuates the systemic inflammatory response
to endotoxin

今回上記の論文とは別のグループから以下の論文が発表されました。
Stimulation of the vagus nerve attenuates macrophage activation by activating the Jak2-STAT3 signaling pathway - Nature Immunology
vagus nerveの刺激により神経終末から放出されたアセチルコリンはニコチン作動性の受容体を介してJak-Statを動かし結果として炎症性サイトカインの産生をマクロファージで抑制しているという発見です。

投稿者 hif1 : 2005年08月06日 22:31

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