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2005年12月24日

"Breakthrough of the year"

Science/AAAS | Table of Contents: 23 December 2005
米国の雑誌Science誌が毎年最終号で特集する"Breakthrough of the year"今年は、”evolusion"です。
進化ってなにか今年大発見があったの? と改めて問いたくなるのですが、chimpanzee genomeを初めとした様々な生物種のgenome projectがでそろい進化論を検証する基盤がそろったと言うことなのですがしきりにDarwinのThe Origin of Speciesの偉大性を強調しているあたりは、米国で根強いanti-evolutionismやIntelligent designの信奉へのantithesisかな。
日本は今西進化論、木村資生氏の中立進化論や池田清彦らの構造主義的進化論など多彩の貢献をしています。
中立進化論はノーベル賞の価値があると思いますが、残念ながら進化ではノーベル賞は出ないことになっているようですし木村先生がすでにお亡くなりになっておられると言うことでこれは無理ですね。
genome projectを基礎とした進化研究から、中立進化論を補強するものが出てくるのではないでしょうか。

投稿者 hif1 : 2005年12月24日 18:26

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