かなり前に読んだ事のある本が講談社のブルーバックスとして再登場。1988年版をごく部分的に省いてその代わりここ数年の不正事件リストを付録として収録しています。-”麻酔”誌での不正も収録されています-
図書館で見かけて再読してみました。
プトレマイオスからガリレオ、ニュートンを経てミリカンまで名だたる科学者が真理に対する背信者としてあげられています。
なんで不正をするのかはここの事例でさまざまな訳ですが、何か対価が与えられるからこそこんなことが起こるのだという事だけは間違えないと思います。どんな不正でもその人に取っては何らかの意味があるのでしょう。
お金とか名誉とかの場合はある意味わかりやすい。ある期間は、マスコミに取り上げられいい気分になれるかもしれませんが、目立てば目立つほど不正も露見し易い。
でも他人にはわからないもののために誰かが不正をするとすれば、不正は永遠になくなりませんよね。というか不正かどうかも永遠にわからない。-"麻酔”誌での不正など普通に考えたら理由はわかりませんよ-
とにかく安いし一回は読んでみて損は無いと思います。