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輸血はなぜ悪いか

Article | Reuters Donated blood quickly loses important gas-study

DukeのStamlerのlabの研究成果のnewsです。

輸血が患者の予後をかえって悪くするという数多くの研究が有ります。なぜかということを追求した研究結果についての報道。

供血者から採血して保存した血液中の一酸化窒素は循環血液中と比較して非常に低くーまたこの低下は採血後すぐおこるーこのような血液を輸血する事によりかえって組織への酸素供給が悪くなってしまうということが起こるとの事。驚くべき事に貯蔵血液にNOを戻してから輸血するとこのような副作用は観察されなくなるのだそうです。血管拡張や赤血球の変形能、ヘモグロビンの解離曲線の移動など理由はいろいろあるのでしょう。
これからは血圧が下がらない程度のニトログリセリンやイソソルバイドを使うのがはやるのでしょうか。特に大量輸血をするような場合は。

詳細はPNASにでるはずですが今現在まだ読む事はできません。多分明日には読めるようになっていると思います。

Stamlerと話した事がありますが、ホンと頭よさそうした。

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2007年10月09日 21:23に投稿されたエントリのページです。

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