職場では、今日から医学部の学生への麻酔・救急の授業が始まりました。
初日なので毎年出席者は多いのですが、特に今年は多かった。
みんな熱心です。
授業の後、質問に来てくれた学生さんもいました。
吸入麻酔に関する授業をしたのですが、今日の授業の内容で手術室で直接役立つと思われる内容は残念ながらあまり無いと思います。だといってconcentration effect, second gas effectなどの理解無しに吸入麻酔薬を患者さんに使うのも失礼なような気もします。
現在、麻酔科をローテーとしている研修医の先生や修錬医の先生に抜き打ちテストをしてみようかな。どれくらい吸入麻酔薬の事をキチンと理解して麻酔をしているのでしょうか。
リバース(アトロピン+ワゴスチグミン)が何をリバースするのかわかっていない先生はいらっしゃいました。3ヶ月の研修でも基本的な知識はしっかりと身につけてから手術室に出ないといけないと思います。
一応
の該当部分は全部読んで授業に臨んでいます。
何せ授業は、ぼくが給料をもらっている理由のうち一番大きいものだと思うので手は抜けないです。