« ファイザー | メイン | 満屋裕明先生 »

納豆 その後

京大の柳田先生が納豆捏造事件をネタにおもしろい考察をしておられます。
(柳田充弘の休憩時間 Intermission for M. Yanagida : 研究倫理、捏造ニッポン、ニュースの宝庫)
関テレのスタッフが


当事者は捏造をやったと自覚してなかったでしょう。
捏造ではなく、「真実」に番組内容を近づけるために、努力して出てきた目の前のデータを「真実のために改竄・偽造・捏造」したのではないでしょうか。よくある話しです。
番組担当者は番組を作る前から、納豆がダイエットにいいとかいう、「真理」をより効果的にしめすために、いまの日本のテレビのすべてがひたりきっている「センセーショナリズム」のテクニックをちょっと使ってしまったのでしょう。

と思っていたかどうかは別として研究における捏造が

実は捏造を常習的にする研究者のマインドの多くは、そのような「真実」と非常に類似したものを持っているのです。そのような「真実」があるはずなので、それにあわせたデータを作ることは「許される」と思いこんでしまう人たちが研究の世界にもいるのです。わたくしが知っている研究上での捏造者の一部にはそのようなマインドの所持者がいます。始めてそれを知ったときには驚いたものです。しかし、そのような事例が多くなるにつれ、またか、という感があります。
というのはあるかも。自分のやっていることが絶対的でそれを世の中に出すのに何か問題でも?、と考えている人はホント多いです。基礎医学者に限りません。日々の臨床でもそのような医者ととりまきは確実に存在します。 最近先生のブログを読むと柳田節を思い出しすこしわらってしまいます。 (大学院教育コースのリトリート (hypoxia research::blog)) 因みにN宮先生も柳田ブログを読んでいるとおっしゃっていました。

今日ジャスコ二条店(ちなみにこの店ではレジバッグをくれません。Mybagを持参して買い物に出かける必要があります)に夕ご飯の材料を買いに出かけました。納豆一粒も売っていませんでした。
「あるある」は捏造でもやっぱり納豆は”効く”と皆さんは考えているのでしょうか。
それより恐ろしい事実を発見。パンがほとんど無かったのです。パンを食べると美人になるとかいう番組でも放送されたのでしょうか。

About

2007年01月23日 21:23に投稿されたエントリのページです。

ひとつ前の投稿は「ファイザー」です。

次の投稿は「満屋裕明先生」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type