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2006年10月 アーカイブ

2006年10月01日

臓器移植で金銭の授受

NIKKEI NET:臓器提供で違法な現金授受・愛媛の病院、仲介役を逮捕

臓器売買あっせん:宇和島徳洲会病院を捜索  愛媛県警−事件:MSN毎日インタラクティブ

ということらしいのだが調べてみると罰則もあるようです。

臓器の移植に関する法律

(臓器売買等の禁止) 第十一条 何人も、移植術に使用されるための臓器を提供すること若しくは提供したことの対価として財産上の利益の供与を受け、又はその要求若しくは約束をしてはならない。   2 何人も、移植術に使用されるための臓器の提供を受けること若しくは受けたことの対価として財産上の利益を供与し、又はその申込み若しくは約束をしてはならない。   3 何人も、移植術に使用されるための臓器を提供すること若しくはその提供を受けることのあっせんをすること若しくはあっせんをしたことの対価として財産上の利益の供与を受け、又はその要求若しくは約束をしてはならない。   4 何人も、移植術に使用されるための臓器を提供すること若しくはその提供を受けることのあっせんを受けること若しくはあっせんを受けたことの対価として財産上の利益を供与し、又はその申込み若しくは約束をしてはならない。   5 何人も、臓器が前項の規定のいずれかに違反する行為に係るものであることを知って、当該臓器を摘出し、又は移植術に使用してはならない。   6 第一項から第四項までの対価には、交通、通信、移植術に使用されるための臓器の摘出、保存若しくは移送又は移植術等に要する費用であって、移植術に使用されるための臓器を提供すること若しくはその提供を受けること又はそれらのあっせんをすることに関して通常必要であると認められるものは、含まれない。

第二十条
第十一条第一項から第五項までの規定に違反した者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
 

前項の罰は、刑法(明治40年法律第45号)第三条の例に従う。

2006年10月03日

いつのまにか

The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2006
いつの間にか決まっていましたね。
予想は外れました。
gene targettingの手法は人工の実験法であるのに較べてRNAiは実際に細胞の中でも起こっていることを応用している点でより重要な発見であると考えられたのでしょうか。
確かにKOはぼくはしていないがRNAiを利用したgene silencingはぼくでもやっているな

しかし今日はよく働きました。
ついさっきまで16時間かかって麻酔をしてましたし緊急手術4つを含む8件の麻酔を終えました。麻酔料金を計算したらかなりになると思います。

[追記]
New York Timesの記事は日本のどの新聞の記事よりくわしく正確だ
2 U.S. Researchers Win Nobel for Work on Genes - New York Times

アーミッシュの村で殺人事件

米・アーミッシュ地域の小学校で4人射殺、犯人は自殺 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
という事件がありました。
New York Timesではもう少し詳しく報道されています。
Students Killed by Gunman at Amish Schoolhouse - New York Times

結構ショックです。
ここら辺はぼくら一家が米国にいたとき何度か訪ねた地域です。ボルチモアからInterstate highway 83で一時間半もすればランカスター地方に到着です。
チョコレート会社のHershey'sの本拠がありちょっとした施設もあります。
HERSHEY'S Chocolate World Attraction
ただひたすらフリーウェイを北上すればいいと言う簡単な道筋なのでぼくでも運転できた訳です。
1003-nat-AMISHmap.jpg

ただの田舎なのですがこんな事件が起こるとはやっぱり米国です。

2006年10月07日

満月

職場を出ると流れる雲の間に満月が見えました。
いわゆる中秋の名月かと思って調べてみるとやはりそうでした。

とにかくこの連休中に仕事に片を付けたい。

続報

先日
アーミッシュの村で殺人事件 (hypoxia research::blog)
というエントリーを書きました。
続報です。
Amishの村での無差別殺人事件、殺害された5人の中に"Shoot me and leave the other ones loose,"と犯人に要求した少女がいたとの証言があり新たな展開になっています。
Amish Girl Asked to Be Shot First, Woman Says - New York Times
USATODAY.com - Amish bury 5th girl killed in Pennsylvania school shooting


今回の事件、米国のメディアでかなり精力的に報道されています。いまさらながらAmishの人たちの暮らしぶりなどが紹介されもしています。
今回知ったのですが、税金の面でも特別な配慮を受けてるのだそうですね。

このような報道の背景には米国人が彼らをrepectしていると云うことがあるのではないかと思えます。


2006年10月08日

The Score


最新号の雑誌the New Yorkerに"the score"と題された文章が掲載されています。副題は”How childbirth went industrial"で、著者Dr. Atual GawandeはHarvardの外科医です。

医療に関してよく科学か芸術かという問いがなされます。evidence-based medicine花盛りの現在でもこと周術期医療では厳密なコントロール研究が行われにくくまた医療のプロバイダーも医師と助産婦がいるという事情もあり難しい面があるようです。この辺の事情をある妊婦(MGHのresidentで医師)の出産を時系列に記載していくことでうまく説明しています。
因みにthe scoreとはもちろんthe Apgar scoreのことです。
著者のDr. Gawandeは調べてみるとmedical error問題の専門家のようでNew England J Medにもたくさん論文を寄稿しています。よく考えたら読んだことのある論文がいくつかありました。suregical Apgar Scoreなるものを作って妥当性を研究しているのだそうです。
研修医の先生方と読んだりするととても教育的な意味があると思います。

the New Yorkerは歴とした商業雑誌ですが、といっても定期購読すれば日本でもとても安く読むことができます ほとんど遅れることなく配達されます、webでもかなりの部分を読むことができます。
英語は少し難解ですがこの”the score”は内容が内容だけに英語は平易です。
The New Yorker: The Score

つい少し前には、子癇の研究をめぐる文章をDr. Groopmanが寄稿していました。
The New Yorker: THE PREECLAMPSIA PUZZLE
これもタメになります。
ここで紹介されているDr. Karumanchiのlabには日本からの先生方もたくさんいて活躍されています。

MT upgrade

movable typeを3.33にアップしました。
再構築などの速度が上がったような気がします。

2006年10月09日

ためになる本のページ

●麻酔科医が読んでためになる本のリスト

作ってみました。

2006年10月12日

えっつ!?

高濃度酸素:吸って記憶力アップ 認知症抑制に期待−−松下電器など共同研究−科学:MSN毎日インタラクティブ
毎日新聞がこんなうさんくさい話題を署名記事として載せているのかとびっくりしていたら他の新聞でもまったく同じような内容が報道されていた。
”遺伝子”とかそういうkey wordに弱いのか

30%の酸素を一日数分吸入してぼけ封じができたらそれは良いだろうが..

あの松下の酸素補吸器って1分間に3L位しか30%酸素を供給する能力がないのですよ。すると実際に吸入している酸素分圧はかなり低く空気とどれくらい違うのかも不明だということになるのですが。

2006年10月14日

新聞などの報道に関して

私たちの病院で木曜日に記者会見が行われました。
京都大学-お知らせ/ニュースリリース 2006年10月12日 脳死肺移植手術中の全脳虚血発生事例の調査報告について

京都大学-お知らせ/ニュースリリース 2006年5月2日 医学部附属病院 肺移植を自粛

新聞報道では誤解を招くような記載があったと思います。
当局からの発表をよく読んで頂ければ、”管理者”が不在の時間があったということを発表しているのだということが解ると思います。麻酔科医が不在であったということではありません。

今週の一押し40:Complications: A Surgeon's Notes on an Imperfect Science

少し前に紹介した(The Score (hypoxia research::blog))Dr. Atual Gawandeの文章が本にまとまっていました。
おもしろいですよ。
Complications: A Surgeon's Notes on an Imperfect Science


2006年10月15日

考えたらありそうな..

The Antioxidant Role of a Reagent, 2',7'-Dichlorodihydrofluorescin Diacetate, Detecting Reactive-Oxygen Species and Blocking the Induction of Heme Oxygenase-1 and Preventing Cytotoxicity -- Andoh et al. 140 (4): 483 -- Journal of Biochemistry
ミイラ取りがミイラにではないが、考えたらありそうな話ですよね。ROSと反応する物質は潜在的にはROSをつかまえてしまう能力を持っていると言うことなのでしょうか

毎日使う手帳

ここ3年毎日使う手帳はほぼ日手帳を使っています(参照)
記入するスペースが大きい、紙が薄くて上部でかつボールペンが走りやすいなどとても使いやすい手帳になっています。文庫本ほどの大きさがありすでに本棚に並べておいて日記の役割もになわせています。天気やたべたもの、展覧会や映画のチケットなどをのり付けしておいて後で見返すわけです。
2007年用にはオレンジ色のエンボス加工された革のカバーを選びました(参照)。2007年度用がすでに届き2006年用の手帳のカバーをオレンジに入れ替えて使い始めました。
これはいいですよ。
皆さんもいかがですか。

ぼくは通販で買いましたが、ロフトで実物を手にとって頂くこともできるようです。

2006年10月17日

よっぽど派手にやっていたのだろうか

Former F.D.A. Chief Is Charged With Conflict - New York Times
今年の9月に上院で承認されて二ヶ月後に突然辞任した米国のFDAの長官が利益相反の規定に反していたかどで起訴されて有罪を認めるだろうという記事です。
よっぽど派手にやっていたのだろうか。そこら辺はぼくにはわかりません。

ずばり”科学研究費補助金データベース”

いわゆる科研費の季節です。

関係のない人には何の意味もないのですが、ある人にとっては死活問題、といっても日本は科研費がとれないからといって追い出されるわけでないので気楽ですが、それでも大問題なものなのです。

さてこの科研費実質A4の紙3枚くらいの申請で1千万とか多ければ 4千万くらい使わせてくれるという気前のいいモノなのですがどんな研究課題で誰がいつどれくらいもらっていて実際にどんな成果を出しているのかということはなかなかわかりづらいものです。
今日はその目的にぴったりのとってもよいデータベースをご紹介します。
ずばり
科学研究費補助金データベース

1972年から今年まで収録しています。
いろんな角度から解析できます。
ある大学のある学部のある講座でははいろんな先生方が種目を変えて基本的には同じ研究テーマで申請してそれが複数採択されているとかそんなことがすぐにわかってしまいます。
すくなくともみんさんが考えている課題はすでに他の誰かの科研費の課題になっているかどうかをcheckするためには役に立つと思います。キーワード検索とかできますから。
また麻酔科の分野では基盤Aという一番金額のおおい種目に採択される必要条件などが自ずと見えてきます。
いくらimpact factorの高い論文が多くても、業績欄を埋め尽くしてもどうも無理な人には無理のようです。ある必要条件がいるのです。
つまりムダな努力を省く意味でもとっても有用なデータベースであるというわけです。

とにかく眺めてみると一時間くらいは時間がつぶせます。

2006年10月18日

吸入麻酔薬が蛋白質のどこに結合するかを予想する

Prediction of Volatile Anesthetic Binding Sites in Proteins -- Streiff et al. 91 (9): 3405 -- Biophysical Journal
吸入麻酔薬の結合たんぱく質の結合部位をコンピュータで予想するという話です。
Ca2+と結合したカルモジュリン(CaM)はハロセンと結合するはずであるが、apoCaMは結合しないはずとか結構おもしろいというか都合の良い結果が提示されているのですがぼくにはこういう研究をうまく評価する能力がないので何とも言えません。

2006年10月21日

ひどい話です

3 Doctors Assail Lilly Study of Sepsis Drug - New York Times
NEJM -- Surviving Sepsis -- Practice Guidelines, Marketing Campaigns, and Eli Lilly

ひどい話です。

ビッグ・ファーマ―製薬会社の真実
を地でいくような話ですね。

2006年10月22日

今週の一押し41:"脳のなかの水分子―意識が創られるとき"

脳のなかの水分子―意識が創られるとき
吸入麻酔薬の作用機序が”水分子とクラスター形成を促し結晶”を作るからだと云われてもにわかには納得できない部分もあります。
この本は、あまりに初心者向けで肝心の”意識”にかんする記載がすくなすぎます。
もうすこし勉強をしてみます。
ところで


脳の使われ方と昨日とに特異的な相関が存在せず、昨日局在が決定論的なものでないことの証明は、ファンクショナルMRIによってすでに、なんどもなされている

のだそうです。 また
実際のところ、ファンクショナルMRIの開発は、機能局在の追求のためでなく、機能局在を作り上げる情報処理過程の解明のためにおこなわれたものなのである

とも書かれています。
そうなんだ。

そんな時間無いよ

大学教員:研修義務化 講義レベルアップで 08年度にも−教育:MSN毎日インタラクティブ
といわれても。
うちの大学でも講習会など開くのでしょうか。
財界とは無関係な学部だしな
でも多分出席する時間無いと思います。

2006年10月24日

GTP cyclohydrolase and tetrahydrobiopterin regulate pain sensitivity and persistence - Nature Medicine
なんかうますぎるような気もしますが、きれいな論文だと思います。

in pressになりました

ScienceDirect - Biochemical and Biophysical Research Communications : Gallate, the component of HIF-inducing catechins, inhibits HIF prolyl hydroxylase

共同研究していた大阪医科大学の胸部外科の月山先生の論文がin pressになりました。
おめでとさん

Abstract

Catechins have recently been reported to increase the cellular content of the hypoxia-inducible factor (HIF)-1α within mammalian cells. These catechins have a gallate moiety as a common structure. We now report that n-propyl gallate (nPG) also increases the HIF-1α protein in the rat heart-derived H9c2 cells. The increase was dose-dependent and reached a maximum at 2–4 h after the addition of nPG to the cells. nPG did not change the HIF-1α mRNA level, showing that the increase is a posttranscriptional event. Although nPG did not inhibit the HIF prolyl hydroxylase, gallate, the hydrolysis product of nPG, inhibited the enzyme completely at submillimolar concentrations. Model building studies on the human HIF prolyl hydroxylase 2 showed that the two phenolate oxygen atoms of gallate form a chelate with the active site Fe2+, while the carboxyl group of gallate forms a strong ionic/hydrogen bonding interaction with Arg383, explaining why nPG, which has an esterified carboxyl group, is unable to inhibit the hydroxylase. Together with the observation that gallate was detected in the H9c2 cells treated with nPG, these results suggest that nPG incorporated into the cells is hydrolyzed and the released gallate inhibits the HIF prolyl hydroxylase, thereby reducing the HIF degradation rate and increasing the HIF-1α content.

Keywords: Gallic acid; n-Propyl gallate; Hypoxia inducible factor; Prolyl hydroxylase; Chelation; Ferrous ion; Ubiquitin


”What is the greatest medical breakthrough since 1840? ”

What is the greatest medical breakthrough since 1840? Make your nomination at bmj.com -- Jackson 333 (7567): 0 -- BMJ
British Journal of Medicineで”What is the greatest medical breakthrough since 1840? ”と題したアンケートみたいなものをやっています。
麻酔とか言う意見も結構ありますね。

"Self-Portraits Chronicle a Descent Into Alzheimer's"

Self-Portraits Chronicle a Descent Into Alzheimer's - New York Times

1995年に自らがAlzheimer病に罹患していることを知った画家が“From that moment on, he began to try to understand it by painting himself,”と決意して自画像を描き続けました。
病の進行と共に、絵が崩れていく過程がlinkされているslide showで追うことができます。
これは一回はみなさんご覧になった方がよいです。

鬼の首を取ったような医者叩きと大した実力のない外科医を神の手とかスーパードクターとか呼んで持ち上げて不幸な患者さんを生み出す手助けをしている日本の新聞、週刊誌にはこういった記事は書けないかも

今週の一押し 番外:"ミーナの行進"

ミーナの行進

行き帰りの電車で読みました。book-offで850円
家内には読み終わったら売り払えと命令されていますが取っておこうと思っています。

博士の愛した数式より断然好きです。
シュガータイムに匹敵。

2006年10月26日

”おけいはん”が交替!!

asahi.com:3代目「おけいはん」は京都出身 京阪電鉄が新CM-文化芸能
あまり関係ないのですが、ショック。
現おけいはんを京阪電車でながめることくらいしか日々の潤いがないのに..
新しいおけいはんになじめるか不安です。

2006年10月28日

NXY-059だめだった!?

AstraZeneca Stroke Drug Fails in a Clinical Trial - New York Times
 ラジカルスカベンジ能をもち脳梗塞の治療薬として期待されていたNXY-059は大規模臨床研究(3200人規模)で有効性の確認がされなかったようです。

今週の一押し42:"ダーウィンのミミズ、フロイトの悪夢"

ダーウィンのミミズ、フロイトの悪夢
Darwin's wormsの邦訳
科学的な問題を扱ったものではありません。
#プロローグ
#ダーウィンのミミズへのこだわり
#フロイトにとっての死
#エピローグ
の章立てで同じくらいの分量が割かれています。
本文の表現を借りれば
「自然を愛しひいては人間の本性を愛するために信ずべき事はなにか」
ということが書いてある本です。
苦しみを抱えて生きる意味を見いだした人が読むべき本と云うことになります。

冒頭で


科学は、科学が生み出すものは、「知る価値がある」という意味で重視去れ部べきであるとの前提に立っている。ところがこれこそが明らかに最大の問題である。

というマックス・ウェーバーの文章が引用されています。
ギョッ

2006年10月29日

今週の一押し 番外:"アメリカ臨床医物語"

科研費の作業も山を越え提出の目処が完全につきました。月曜は何時に終わるかわからん麻酔なので今日中に何とかしておく必要があったのですがよかった。

先週紹介した"脳のなかの水分子―意識が創られるとき"の作者中田先生の本
アメリカ臨床医物語―ジャングル病院での18年
米国の医学部、医学研究、医療事情の紹介は山ほどありますが、たいていはたいして役に立ちません。そのなかでこれは一風変わった本です。役に立つとかそういったことを超えている感じで、示唆にとんだ本と言えると思います。

中田先生は
臨床医と研究者と教育者を明確に区別しています。

アメリカでは臨床医は臨床医である。教授であろうが開業医であろうが、臨床医であることには変わりがない。大学の医者とは教育をやりたがる医者であり、教授とは学問上の肩書きである。
臨床医はどんなにすばらしい能力を持っていても、一般社会からはほめられることがない。映画とか漫画には「だれにでもできないことをやるスーパー医者」が登場するが医療とはそもそもそのようなものではない。中略 もちろん、どの世界でもスタンドプレーをする人間は多く、医学もしかりである。しかし、そんなおろかな素人さんを、ほんとうのプロたちは気にもしていない。
とも書いておられます。

スーパードクターが漫画の世界の存在であるというのは、とてもよくできた皮肉だと思います。漫画の主人公のような”スーパードクター”が手術室で”芸’をしているのをぼくも見たことがあるような気もします。

中田先生の意見で一番共感できたのは臨床医は臨床を研究者は研究をすべきと云うことです。たまたま臨床医が研究をすることがあっても研究が臨床を曲げてはならんと云うことはとても重要だと思います。
ぼくが”臨床研究”をしない理由もここにあります。

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